【原価計算T】


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第1回(08/04/2019) T プロローグ
 今日から今年度の授業が始まりました。よろしく。
 さて第1回の今日は、原価計算を学ぶ上での前提となる簿記との関係や原価計算基準の概要を紹介しました。
 今後、原価計算基準によりながら授業を進めますので、パスワード付きサイトにある基準を印刷して授業に持ってきてください。

第2回(15/04/2019) U 原価計算のための基礎:目的と制度
 
ここでは、原価計算基準に示されている5つの目的と、基準でいう「原価計算制度」の範囲を解説しました。
 この授業で扱う原価計算は、財務諸表作成のための原価計算で、制度としての原価計算のうち実際原価計算であることを覚えておいてください。ちなみに、原価管理目的・予算管理目的・基本計画目的は管理会計で採り上げます。

【Key words】原価計算の目的、原価計算制度

第3回(22/04/2019) V 原価の本質と概念
 原価計算基準によれば、原価には4つの本質が示されています。授業では、基準に示された5つのキーワード(経済価値・消費・給付・経営目的・正常性)を採り上げて原価の本質を探りました。
 また、原価にはさまざまな概念が考えられています。基準では、それを3つのペアで、それぞれを対比して掲げています。どちらも原価の基本的な考え方を示していますので十分に理解してください。
【Key words】原価の4大本質、経済価値性、価値消費性、給付関連性、目的関連性、正常性、製品原価と期間原価、実際原価と標準原価、全部原価と部分原価

第4回(13/05/2019) W 実際原価の計算手続き
 実際原価の計算手続きを紹介し、実際に原価計算を行う上で基本となる原価要素の分類基準を解説しました。
 実際原価の計算は、費目別・部門別・製品別の各段階を経て行われます。また費目別計算における出発点は、材料費・労務費・経費を認識するところから始まります。さらに、製品の製造で直接的に発生したかどうかによって直接費と間接費に区分して計算します。
 原価計算の出発点ですので、十分に理解するようにしてください。
【Key words】材料費、労務費、経費、直接費、間接費、仕掛品、製造間接費
※クイズの1回目を出題しています。期限までに提出してください!

第5回(18/05/2019) X 原価計算の基本構造(1)
 今日から3回にわたって、原価計算の基本的な流れを紹介します。
 今回と次回は、簡単な取引事例を用いて、単純個別原価計算の仕組みを紹介します。今日は、直接費と間接費の処理を中心に原価計算表を作成するところまでを採り上げました。
 原価計算は、多くの振替処理が行われることに特徴があります。この振替のプロセスは勘定記入をしながら考えると理解が進みます。
 また、製造間接費の処理では配賦という手続きが必要になります。振替と配賦の方法を理解するようにしてください。
【Key words】単純個別原価計算、配賦、振替、原価計算表

第6回(20/05/2019) X 原価計算の基本構造(2)
 この回では、前回に引き続き、[事例1]の後半部分の処理方法を解説しました。
 製造業では製造原価報告書を作成して月次の製品製造原価を算定します。まずはこの製造原価報告書の構造を理解してください。
 次に月次の損益計算書、貸借対照表について、製造原価報告書に記載された金額とどのような関係があるのかを理解するようにしてください。
【Key words】製造原価報告書

第7回(27/05/2019) X 原価計算の基本構造(3)
 今日は簡単な取引事例を用いて、単純総合原価計算の方法を解説しました。
 実際原価の計算において、個別原価計算と総合原価計算は、基本的な原価計算の方法です。まず、両者はどんな生産形態で使われるのかを考え、次に、生産形態の違いがどのような原価計算の違いになって現れるかを理解してください。 
【Key words】単純総合原価計算、仕掛品原価、当期製造費用、加工費

第8回(03/06/2019) Y 原価の費目別計算(1)
 ここから3回にわたって原価計算の第1段階である費目別計算(材料費計算・労務費計算・経費計算)を採り上げます。
 今日は、材料費を解説しました。材料費はどのように分類されるのか、材料費はどのように計算されるのかを理解してください。初歩的段階で迷うのが材料a/c(資産)と材料費a/c(費用)の使い分けです。材料費a/cを使った場合の記帳と使わなかった場合の記帳から、正確に処理できるようになってください。その上で、材料費の計算にかかわる消費価格差異、材料副費の処理を理解するようにしてください。
【Key words】材料費の計算、予定価格法、材料副費、材料消費価格差異、材料副費配賦差異

第9回(10/06/2019) Y 原価の費目別計算(2)
 今日は労務費の計算方法を採り上げました。給料(賃金)というと「もらう方」の立場で発想してしまいがちですが、「支払う方」の立場で考えることが大事です。
 その上で、労務費の計算では、原価計算上の計算と、実際に支払われる「給料」との違いを区別することが大切です。
【Key words】直接労務費、賃金給料、賃率、給料計算期間、予定賃率、賃率差異

第10回(17/06/2019) Y 原価の費目別計算(3)
 経費の計算方法を採り上げました。
 原価計算基準上、材料費でもない、労務費でもない製造原価要素が経費。この経費には実にさまざまな費目がありますので、一定の分類基準にしたがって処理ができるようにしてください。
 また、経費a/cを使うかどうかにかかわらず、仕訳上、貸方a/cに何を使うかは少し悩ましい問題です。正しく取引を捉えられるようにしてください。
【Key words】経費の計算、経費勘定、統制勘定、経費仕訳帳

第11回(24/06/2019) Z 製造間接費の配賦
 ここでは、製造間接費の配賦方法と、予定配賦率を用いて製造間接費を予定配賦した場合の処理方法を採り上げました。
 製造間接費の配賦計算には基準が必要です。その基準としてどんな場合に何を用いるのかを理解して計算できるようになってください。
 また、製造間接費の予定配賦は、予定配賦率を計算するところから始まります。予定配賦率をどのように計算するのか、また予定配賦額と実際発生額との間に差異が生じた場合にどのように処理するかを理解してください。
【Key words】配賦率、製造間接費配賦差異
※クイズの2回目を出題しています。期限までに提出してください!

第12回(01/07/2019) [ 費目別計算の記帳練習(解答と解説)
 今日は、クイズ2の答え合わせをしながら、これまでに紹介した材料費・労務費・経費および製造間接費の仕訳や金額算定に関するまとめを行いました。
 次回から費目別計算の知識に基づいた内容を扱いますので、できなかったところは十分に復習しておいてください。

第13回(08/07/2019) \ 製造原価報告書と財務諸表の作成(1)
 今回と次回は、これまで扱ってきた費目別計算と製造間接費の配賦の方法に関する総まとめの意味を込めて、製造原価報告書と財務諸表の作成を採り上げます。
 今日は、製造原価報告書の形式的側面を中心として、どこにどのような金額を記入するのかを解説しました。とくに、製造間接費配賦差異の記入の仕方(減算するか加算するか)は混乱する部分ですので、十分に理解してください。考え方としては製造原価報告書では製造間接費は予定額で記入するということを基本に据え、実際>予定の場合に減算するということを理解してください。

第14回(22/07/2019) \ 製造原価報告書と財務諸表の作成(2)
 今回は、前回に引き続き、製造原価報告書を作成し、続けて損益計算書と貸借対照表の作成を紹介しました。前回も注意しましたが、製造間接費の予定配賦額と実際配賦額との差額の処理にはとくに注意してください。とりわけ、製造原価報告書で減算した金額を損益計算書で加算する手続きに関して理解が必要です。
 また材料費、労務費の計算ができない人は十分な復習が必要です。これまでのノートを見ながら再度取り組んでください。
※クイズの3回目を出題しています。期限までに提出してください!

第15回(29/07/2019) 総まとめ
 今日は、クイズ3の解答について解説を行いながら、原価計算Tの内容を振り返りました。
 定期試験対策の意味を込めて、3回のクイズを十分に復習してください。クイズで分からないところは、パスワード付きサイトにある授業資料を再度ご覧ください。

 今日の授業で今年度の原価計算Tは終了です。
 定期試験頑張ってください。

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