【管理会計T】


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第1回(09/04/2019) 管理会計の基礎(1)
 今日から授業が始まりました。よろしくお願いします。
 今日は、第1回ということで、管理会計を学ぶにあたっての前提的内容を紹介しました。いくつかを挙げれば、その定義、役割、あるいはマネジメント・サイクルなどです。定義はひとつだけを紹介しましたが、今後、さまざまな内容に取り組みながら、しっかりと理解できるようになってください。
 また時間切れで管理会計と財務会計との比較についての内容に進むことができませんでした。次回はここからスタートしますので今日の資料を忘れずに持参してください。
【Key words】経営管理、ステークホルダー、マネジメント・サイクル

第2回(16/04/2019) T 管理会計の基礎(2)
 今日は、管理会計の体系論を概括し、伝統的区分である計画会計・統制会計、さらに意思決定会計・業績管理会計について解説しました。
 ここでは、管理会計は経営管理の中のどの部分に貢献することを目的に構築されてきたのかを理解する必要があります。
 今日はふたつの体系を紹介しましたが、それぞれの視点の違いを理解してください。
【Key words】経営計画、個別計画と期間計画、計画会計と統制会計、意思決定会計と業績管理会計

第3回(23/04/2019) U 財務分析(1)
 今日から3回にわたり、財務諸表分析を採り上げます。財務諸表を分析することを通して、その企業の強みと弱みを発見することを目指します。
 財務諸表分析において忘れてはならないことは、まずは生データを読むことです。そのために財務諸表がどのような形式をしているのかを知る必要があります。授業では貸借対照表および損益計算書の構造をおさらいしましたが、報告式の財務諸表を初めて見る受講生もいるかもしれません。曖昧な点は十分に復習しておいてください。
 次週以降、電卓をお忘れなく。
【Key words】財務諸表分析、外部分析、内部分析、貸借対照表の構造、損益計算書の構造

第4回(07/05/2019) U 財務分析(2)
 今日は安全性分析を採り上げました。
 安全性分析は、安定して企業が事業を行っていけるかどうかを、貸借対照表の過去のデータに基づき支払能力の点から分析しようとするものです。ここでは短期の財務安全性と長期の財務安全性に分けて説明しました。
 とくに、流動比率(短期財務安全性)や固定比率(長期財務安全性)など、代表的な比率の分析手法と意味するところを理解してください。
【Key Words】流動比率 当座比率 固定比率 固定長期適合率 自己資本比率 負債比率

第5回(14/05/2019) U 財務分析(3)
 今日は収益性分析の基本的な指標を紹介しました。売上高と売上総利益、売上高と売上原価など、売上高のどの程度利益が確保できたのか、あるいは売上高のどの程度のコストが発生しているのかを分析することで、収益と費用の構造を理解することができます。
 いずれも売上高を分母においた比率ですので、この点に着目して復習してください。
 またROAとROEも採り上げました。ROAは収益性を見る基本的な比率ですので、その分解(売上高経常利益率と総資産回転率)を含めて理解を深めてください。またROEは配当原資である当期純利益と株主資本(あるいは自己資本)との関係を示す比率です。こちらは株主にとって役立つ指標ですので理解を深めてください。
【Key Words】収益性 売上高総利益率 売上高営業利益率 売上高経常利益率 売上原価率 販管費率 ROA ROE
※クイズの1回目を出題しました。全員忘れずに提出してください。

第6回(21/05/2019) 財務分析のまとめ
 今日は前半ではクイズ1の解説をしました。
 後半では、資料に基づいて財務分析の復習と総まとめを行いました。
 基本的な比率の分析結果の意味を解釈できるよう復習してください。

第7回(28/05/2019) V 原価管理(1)
 今日から原価管理について紹介します。ここではコスト・コントロール(原価管理)における標準原価計算の役立ちについて考えます。
 今日はまず、コスト・コントロールとはどのようなことなのか、そしてコスト・コントロールに役立つ標準原価とはどのようなものをいうのかを、いくつかのキーワードを解説しながら紹介しました。コスト・コントロールには広狭ふたつの考え方があること、予算原価と標準原価にはタイトネスの差があること、標準原価の中でもタイトネスの差によって考え方・利用の仕方が異なることを理解するようにしてください。
【Key words】コスト・コントロール・標準原価・予算原価・タイトネス(厳格度)

第8回(04/06/2019) V 原価管理(2)
 今日は、前半で標準原価概念を用いた原価管理の手法のうち、直接材料費と直接労務費に関する差異計算を採り上げ、後半で製造間接費予算の組み方を紹介しました。
 直接材料費の差異は価格と数量、労務費の差異は賃率と作業時間から分析します。単に計算できるというのではなく、その差異がどのような要因によって生じるのかを理解するようにしてください。差異の計算が分からない人は原価計算Uの内容を復習してください。
 また後半で扱った製造間接費の予算ですが、これは製品ごとに組む予算ではなく部門予算として設定されることを理解してください。また、操業度(作業時間)の変動を無視して製造間接費を予算化する方法(固定予算)と操業度の変動を考慮して予算化する方法(変動予算)があります。両者の違いを理解するようにし、とりわけ変動予算による予算許容額・固定費・変動費率の意味を理解するようにしてください。
【Key words】差異分析(標準原価計算)、価格差異、数量差異、賃率差異、作業時間差異、製造間接費予算、固定予算、変動予算

第9回(11/06/2019) V 原価管理(3)
 今日は、製造間接費差異分析の方法を解説しました。
 製造間接費差異は、一般に3つの部分に分けて行われます。分析の前提として、標準配賦率と標準配賦額を計算することが必要です。それぞれの意味とともにどのように計算するのかを理解してください。さらに、3つに分けられた差異の計算方法を理解することは当然ですが、それぞれの差異がいかなる要因によって引き起こされるのかを理解するようにしてください。
【Key words】標準配賦率と標準配賦額、操業度差異、能率差異、予算差異
※クイズの2回目を出題しました。全員忘れずに提出してください。

第10回(18/06/2019) 原価管理のまとめ
 今日は、クイズ2の解説をしながら、原価管理の考え方について復習と総まとめを行いました。

第11回(25/06/2019) W CVP分析と直接原価計算(1)
 直接原価計算は、全部原価計算と対比される原価計算方法です。今日の授業では、一般的に行われている全部原価計算の方法での損益計算書の作成事例を紹介しました。
これは原価計算の復習になりますが、この全部原価計算の考え方が正しくできないと直接原価計算との違いを理解するのが難しくなります。今日の事例では、販売数量が同じであるにもかかわらず、営業利益が異なるのはなぜかという問題意識で授業を進めました。
 来週の直接原価計算との違いを理解するために、全部原価計算の方法を十分に理解してください。
Key words】全部原価計算

第12回(02/07/2019) W CVP分析と直接原価計算(2)
 今日は、前回の全部原価計算の考え方を踏まえて直接原価計算の考え方を紹介しました。
 今日解説した内容は、直接原価計算と全部原価計算の考え方の違いです。直接原価計算と全部原価計算の違いを理解するためには、営業利益の差がなぜ発生するのかを理解する必要があります。これを理解するために事例を用いて説明しました。
 また直接原価計算で用いる変動費、固定費、限界利益という考え方は次回以降のCVP分析で使います。十分に復習して理解を深めてください。
Key words】直接原価計算・固定費の差

第13回(09/07/2019) W CVP分析と直接原価計算(3)
 今日は短期利益計画に役立つCVP分析を取り上げました。ちなみにCVPとはコスト(原価)・ボリューム(営業量)・プロフィット(利益)のことです。
 CVP分析は、すべての費用を固定費と変動費に分解するところからスタートします。前回触れた直接原価計算と同じです。この分解に基づいてコスト・ボリューム・プロフィットの関係を分析しようとするのがCVP分析です。CVP分析は短期利益計画策定に際して利用されます。
 今日はCVP分析を理解するため、損益分岐図表を作成しながら売上高、固定費、変動費がどのような関係にあるかを解説しました。損益分岐図表は非常に大事ですので、自分で書けるようになってください。 
【Key words】固定費・変動費・CVP分析・損益分岐図表

第14回(16/07/2019) W CVP分析と直接原価計算(4)
 今日は、損益分岐点の計算公式と損益分岐図表を利用して、固定費や変動費の増減が損益分岐点にどのように、そしてどの程度影響が出るのかを、事例を用いて解説しました。
 正しい損益分岐点を算定できるようになるのはもちろんのことですが、固定費や変動費の削減による損益分岐点の位置(安全率)の意味を考えることも重要です。
※クイズの3回目を出題しました。全員忘れずに提出してください。

第15回(23/07/2019) CVP分析と直接原価計算のまとめ
 今日はクイズ3の解説をしながら、短期利益計画に役立つCVP分析と、直接原価計算の考え方について復習と総まとめを行いました。

今年度の授業は今日で終了です。
定期試験頑張ってください。

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