第20回記念 公開講演会 ご案内 (2015/07/24)
北星大の教授, 元教授などが各自の専門の視点で原発問題を考え,やさしく話します。
テーマ: 人間と放射線
~善しも悪しくも私たちは放射線環境下で暮らしている。ではどうしたら良いか?~
概要: 放射線の飛跡が遺伝子DNAと重なったとき細胞死か突然変異が生じる。この出来事は小さな空間で起こるため確率事象になる。したがって、放射線量の大小に係わらずある確率で起こる。人体組織の傷害は死細胞がある程度蓄積したとき発生するため少々線量が増えても問題は生じない。一方、突然変異の場合、細胞の蓄積とは関係なく発がんの可能性があるため微量の放射線であっても安全とは言えない。このことを念頭に現在放射線はどの程度安全かあるいは危険かを概説する。
講 師 | 桑原 幹典 さん | Prof. emeritus Dr. Kuwabara, mikinori 北海道大学名誉教授 | |
ご紹介 |
![]() 専門は,獣医放射線学,放射線生物学,活性酸素疾病学. 学会では,日本獣医学会評議員,電子スピンサイエンス学会理事,日本酸化ストレス学会(旧日本フリーラジカル学会)理事などを歴任. 放射線,フリーラジカル及び活性酸素の生物作用と疾病の関係,特にDNA損傷やアポトーシス(注:細胞のプログラムされた自殺・細胞死)などの生物作用の研究歴がある. |
日 時 | 2015年07月24日 18時00分~20時00分 | (開場は17:30) 後半に質疑の時間を含みます. | |
会 場 | 北星学園大学 A館7階 A703教室(定員140名) ---------- |
⇒会場へ直接おいで下さい.学生,若者,一般の社会人(主婦,退職者等含む)の方々の参加を歓迎します. 会場でアンケートへの回答をお願いします.
会場までの交通・拡大図 |
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参加費 | 講演会は無料, 事前申込み不要, ※資料代 をお願いする場合があります. | ※懇親交流会※ 講演会終了後,講師を囲んで懇親会を予定しています。自由参加です,参加者の皆様の参加を歓迎します。
会場:大谷地駅周辺(会費3千円以内) | |
学習資料 | 世話人からのお勧めは,長崎大学の放射線医療科学と放医研のe-Learning | 前者は,第1章 放射線基礎 第2節と,第3章 放射線被ばくの生体への影響が今回の参考になります.後者は,診療に役立つ放射線の基礎知識の第3章 放射線の人体影響.URLは原発問題の関連リストを参照 |