28.スピーニー宮殿(Spynie Palace)

  A941から道標に沿ってちょっと入ったところに駐車場がある。そこから100メートルほど歩いたところに入場料を支払う売店があった。入場料は大人£1.8、子供75p(もちろん我々はフレンド会員なので無料)。

  この宮殿は14世紀から1686年まで、モーレイ(Moray)の主教(bishop)の住居として使われていたもの。現在は廃屋となっているため、他の遺跡と同じように外壁のみを残してほとんどの建物が天井がない状態だが、デビッド・タワーと呼ばれる5階建ての建物は現存している。デビッド・タワーはデビッド・スチュワート主教(1461-77)によって建てられたものだという。本来であれば、その建物の内部が公開されているらしかったが、雨漏りを補修する工事中ということで、地下室のみが公開されていた。

  中庭を囲むように建物があったようで、南門、東門そして水際門(北側)がある。随分内陸に立地しているので、水際門とはどういうことだと思ったが、この建物の北側にはスピーニー湖(Spynie Loch)があり、その湖から川を下って北海に出ていくような感じだった。敷地内からはスピーニー湖ははっきりとは見えなかった。その湖があるであろう方向は、背の高い木々でうっそうとしていたからだ。

  説明プレートによれば、この宮殿は、ファイフ(Fife)にあるセント・アンドリュース城(St Andrews Castle)の住居と同じように、現存する最大の主教の住居というだけあって、宮殿全体は非常に広い。


Aberdeen-(A96)[79.7miles]-Sueno's Stone-(B9089-B9013)[10.1miles]-Burghead Well-(B9012)[7.1miles]-St Peter's Kirk-(B9012)[1.7miles]-Duffus Castle-(B9135-A941)[6.9miles]-Spynie palace-(A941-A96)[76.1miles]-Aberdeen[Mileage:183.3miles]


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