キンケル教会は、サイト・ガイドではインバルアリーの南２マイルにあることになっており、ＡＡのロードアトラスでは、Ａ96沿いに位置するように記載されている。しかもその教会は、キントア（Kintore）を過ぎた次のランダバウトのごく近くにあるようなので、そのランダバウトを右折して行くことができるようだ。自宅からは30分ぐらいで到着する予定だった。
キンケル教会は、サイト・ガイドではインバルアリーの南２マイルにあることになっており、ＡＡのロードアトラスでは、Ａ96沿いに位置するように記載されている。しかもその教会は、キントア（Kintore）を過ぎた次のランダバウトのごく近くにあるようなので、そのランダバウトを右折して行くことができるようだ。自宅からは30分ぐらいで到着する予定だった。
ところが、実際には45分もかかってしまった。というのもキントアのランダバウトを右折しても、キンケル教会を示す道標が見つからなかった。そればかりではなく、地図をよく見れば、Ａ96とキンケル教会の間には鉄道とドン川が走っており、それらを越えなければならなかったが、いずれにもその付近には橋が架かっていなかったからである。
一度はキントアの町に入ったものの、またＡ96に引き返し、インバルアリー方向に走ってＢ993と交差する次のランダバウトを右折する。右折してそのまま走ればインバルアリー市街に入る。キンケル教会に行くためにはインバルアリー市街に入る前に、その道を途中からまた右折しなければならない。ところが土地勘がないため、右折するはずの道をアッという間に通過してしまった。インバルアリー市街に入ってしまった我々は、街の中心部にあるランダバウトと引き返しやっと目指している道に入ることができた。それでも不安があったが、その道に入ると、キンケル教会の所在を示す道標が現れたのでその道を道なりに進んで、やっとキンケル教会に到着した。
キンケル教会は、16世紀の教会跡である。例によって天井がない、壁だけの史跡である。しかしその敷地にはお墓があり、今でも利用されているようだった。この教会跡のすぐ隣りに民家があり、そのあたりにはあと数軒、民家があった。
この教会はそんなに広くはない。敷地内の墓地の一角に石でできた棺桶のようなものがあった。サイトガイドによれば、これは1411年の戦いで戦死したギルバート・デ・グリンロウ（Gilbert
de Greenlaw）の死体を置いた台（the grave slab）であるという。とはいえ、こういった知識にまったく疎い小生は、『薄気味悪いなあ』という印象を持つばかりだった（それと同時に、スコットランドの知識をもっと仕入れておくべきだったとも思ったが）。
この教会からＡ96を往来する自動車が見える。ドン川も見える。近くにはパルプ工場もある。しかしやはり、Ａ96に直接抜ける道は見つからなかった。
Aberdeen-(A90-A96-B933)[27miles]-Kinkell Church-(B933-A96-A95-B9018)[51.6miles]-Deskford Church-(B9018-A98)[19.6miles]-Duff House-(A98-B9031-A90-B9032)[31.3miles]-Memsie Cairn-(B9032-A90-A952-A950)[13.2miles]-Deer Abbey-(A950-B9106-B9029-B9170-B999)[35.1miles]-Aberdeen[Mileage:177.8miles]