OS は 64bit の Digital UNIX V4.0 で、旧ワークステーションの中では Solaris 2.5 よりは SUN OS に近いような印象です。通常のユーザとして利用する限りはほとんど違いを意識する必要はありません。
ただし、コマンド類が格納されているディレクトリが異るものがありますから、環境の設定は変更する必要があります。また、自分でプログラムを作る場合や、フリーソフトをコンパイルして利用している場合は、当然のことながらバイナリでの互換性は全くありませんから、すべて作り直す必要があります。
コンソールからのログインは、他のホストと違い XDM (ディスプレイマネージャ)のログインウインドウが出ています。 ユーザ名とパスワードを順に入力すると X-Window でログイン出来ます。ただし、現在(2000年11月)のところ、ウインドウマネージャは twm, fvwm, fvwm2, afterstep のみサポートしています。
fvwm2 を利用する場合は、ホームディレクトリに /home/Dot/Fvwm2rc を .fvwm2rc という名前でコピーして下さい。
% cp /home/Dot/Fvwm2rc .fvwm2rc
他のウインドウマネージャも順次用意する予定です。
CDE (共通デスクトップ環境)で利用したい場合は、 SUN 側で使用している .xsession ファイルがあるとログインできません。 解決法はいくつかあると思いますが、最も簡単な方法は .xsession の名前を変えることです。 例えば
% mv .xsession .xsession_sun
などとします。 しかし、このままでは SUN 側でログインできなくなりますから、このファイルを利用している側の名前も変えます。 このファイルは .xinitrc_xwn で呼び出していますから、この部分の名前を上で変えた名前にします。 このファイルの3行目
. $HOME/.xsession を . $HOME/.xsession_sunとします。 これで、CDE (共通デスクトップ環境)が起動します。
共通デスクトップ環境の使い方については、第1実習室にあるマニュアルを参照して下さい。
標準では、起動直後は日本語入力モードになっています。 キー入力した時にアンダーラインが表示されますので、変換キーを押すと日本語に変換されます。 日本語入力の ON/OFF は SHIFT + SPACE キーで行ないます。
パソコンや他のワークステーションからリモートログインして使用する場合は、特に問題無くそのまま使用できます。
/pub/bin はありませんが /usr/local/bin にリンクを張ってあります。現在 emacs, mule, gcc, perl などが利用できます。 /pub/bin または /usr/local/bin が path に設定されていれば(標準の .cshrc には含まれています)利用できます。
で印刷できます。
日本語版 emacs で日本語の入力には wnn を使用します。lyra または leo の jserver を使用します。切り替えは環境変数 JSERVER で設定します。 日本語入力の切り替えは CTRL-\ で行ないます。 学内用マニュアル
多国語版 emacs で日本語の入力には canna を使用します。lynx の cannaserver が使えます。 日本語入力の切り替えは CTRL-o で行ないます。 学内用マニュアル
mule で wnn を使いたいという場合は /usr/i18n/mule/bin/mule もあります。
日本語の入力には wnn または canna のどちらかを使用できます。デフォルトでは wnn を使用するようになっています。 日本語入力の切り替えは CTRL-\ で行ないます。 学内用マニュアル
環境変数 EMACS_IME に canna を設定すると canna が利用できるようになります。 日本語入力の切り替えは CTRL-o で行ないます。 学内用マニュアル
DEC Digital UNIX 標準の C コンパイラ
おなじみの GNU C コンパイラ
Perl5 インタプリタ。 学内用マニュアル
Java コンパイラと appletviewer などのツール、サンプルプログラムなど。 学内用マニュアル
(JDK 1.2 は /usr/opt/JDK120/ にあります。/usr/opt/JDK120/bin にパスを通して下さい。現在 aqua のみ)
Netscape Navigator Ver.3.04 の日本語版。
で起動する。
Netscape Communicator Ver.4.5 の英語版。
で起動する。
mule, emacs から利用できるメーラー。 mule, emacs を起動してから
と入力する。 学内用マニュアル
mule, emacs から利用できるニュースリーダー。 mule, emacs を起動してから
と入力する。 学内用マニュアル
GIMP (GNU Image Manipulation Program) は PhotoShop 風の画像処理プログラム。
で起動する。 始めて起動する時だけ、設定ファイルを ~/.gimp/ にインストールする。
画像処理コマンド convert, mogrify, montage, combine, identify などと、インタラクティブに画像を処理するプログラム display などから成る。