2003年3月

自分的には、どう?

 ご卒業おめでとうございます。
 先日、久しぶりに履歴書を書く機会がありました(えっ?転職?いえいえヤボな仕事のためです)。履歴を書きながら、学生時代のことを思い浮かべ、しばし物思いにふけりました。
 小生の学生時代は1980年に始まりました。
 『1980年?』
 気が付けば、今年の卒業生のほとんどの方は1980(昭和55)年生まれですよね。
 奨学金があたらなかった学部時代は、アルバイトで得たお金はすべて生活費に消え、給料日前(たしか給料日は25日だった)になると極貧の食生活を送っていたことを思い出します(3日連続キャベツとご飯ということもありました)。それでも何故か数ヶ月に一度フランス料理やイタリア料理を食べ、あるいはジャズのライブハウスに行ったり、はたまた汚く狭い6畳のアパートで、友人とともにボジョレーヌーボーなどを飲んだりしたこともありました。これは、その頃出版された『なんとなくクリスタル』(田中康夫著、1981年刊。そう、あの長野県知事)を読んで影響を受けたせいだからかもしれません。
 学部、大学院の学生として過ごした1980年代は、今からみれば、好景気でした。1989(平成元)年12月29日には日経平均株価は史上最高値(38,915円87銭)を付けています。もちろん当時はそれがバブルなどとは思いもしませんでしたし、そもそも個人的な学生生活に経済環境など無縁でした。自分の将来を思い描けない時代でしたが、振り返ればいい思い出ばかりが浮かんできます。
 皆さんの学生時代はいかがでしたか?
 今卒業式を迎え、いろいろな意味で「学生時代は良かった」といえるでしょうか。たとえ、それが平成不況の真っただ中だったとしても・・・。

おくることば 2002年→2003年→2004年

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