住んでいる町を紹介します


ニューバラ・ロード

51 NEWBURGH ROAD

 ニューバラ・ロードは、アバディーン市の北の端にあるBridge of Don地区にある道の名前です。ある本によれば「burgh」とは、古英語のburg/borough(要塞都市・城下町)からできたスコットランド語だそうで、もっとも有名なburghはいわずと知れたEdinburgh。もちろん今では言葉だけが残っているようですが、Newburghは「新しい町」といったところかもしれません。このNewburghがつく道は、近所にいくつかあります。バス通りのNewburgh Drive、そしてNewburgh Crescent、Newburgh Path、Newburgh Way、Newburgh Place、ホントに丸の形をしているNewburgh Circle。道をあらわす単語を寄せ集めた感じです。これらはイメージからすれば、「丁目」にあたるのではないかなと思います。51は番地です。そして、Newburgh Roadの郵便番号がAB22 8SQ。この郵便番号だけで郵便物が届くといわれています。もちろん、日本の現在の7桁の郵便番号制度でも同じことはいえると思いますが、古くからこんな制度を採用している英国の方が一枚上手ではないでしょうか。

 Newburgh Roadは、緩やかにカーブを描く道です。 その両側に家が建っています。写真の左側の番地が奇数、右側が偶数です(英国ではだいたいこのルールに従って番地が付いていますので、家を探すのが日本よりは楽です)。

ニューバラ・ロード

付近に住んでいるうさぎ

 さて、Newburgh Roadの51番地は、どんな家かといえば、左の家です。Semi-detached houseといわれる形式の家で、一戸建てながら、左右対称の2世帯住宅で、内部は半分から完全に分離している家です(英国ではよく見る形式です)。
 この家には、前庭とバックヤードがあります。内部は1階がリビングダイニングとキッチン、2階は3つのベッドルームとバストイレです(たぶんお隣りも同じ作り)。

BRIDGE OF DON

 いうまでもなく「ドン橋」。アバディーン市には、北海に注ぐ二つの川があり、アバディーン市の北を左右に流れる川がRiver Don(ドン川)。そのドン川にかかる橋の一つがBridge of Don。アバディーン市街から北上しこの橋を越えた地区一帯がBridge of Donといわれる地区です。イメージとしては「厚別区厚別北」に相当するのでしょうか。ちなみにドン橋の近くには、現在(9月)、アザラシが来ています。                   

ドン川で寝そべるアザラシたち(ゴマちゃんもいます)

ABERDEEN

 アバディーンは人口20万超、北海油田の基地、花崗岩の町、そして花が美しい町といわれるスコットランド第3の都市。アバディーンの市街については、未だに行ったことがないところばかりで、これから新しい発見があると思いますが、City Centreといわれるのは、Union Streetをはさんだ両側。歩けば結構な距離ですが(30分ぐらいかかる)、買い物をするのは、Union StreetとBridge Street、Market Streetが交差する250mぐらいのところです。その中に実にいろいろなお店が軒を並べています。

左の写真はUnion Terrace GardensとHis Majesty's Theatre。右はUnion Streetのひとこま

 ニューバラ・ロードからこの市街地までは、バスで20分〜30分。大人@1.15。ニューバラ・ロードとバス通りのNewburgh Driveはとなり合っていて、徒歩2分。Newburgh Driveを走るバスはRoute7と7a。このバスの路線は上りと下りとでは違っているのですが、Newburgh Driveに入ると、どちらも自分の好きな場所でおろしてくれるという便利なバス路線(自由が丘から駒沢まで走っている東急コーチに似ている。知っている人にしか通じないけど)。しかも1時間に4本。市街地へは7a。帰りは7。これが一番近道を通って往復できる方法。

UNIVERSITY OF ABERDEEN

 小生がお世話になっているアバディーン大学は、Old Aberdeen地区にあり、Bridge of Don地区と市街地の中間に位置しています(市街地からの方がちょっと近い)。
 小生、バスで通ったり(£1.05)、自動車で通ったりしています。自動車ですと、早ければ10分程度(距離は3.5マイルぐらい)で着いてしまいます。

16/Sept/1999

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