アバディーンあんなこと・こんなこと

1.COOPとToys'R'us (New Berryden Retail Park by COOP, Berryden Road)
  自宅からは自動車で15分程度のところに、5つぐらいの小売店(とはいっても一つ一つの規模は大きい)がまとまって営業している。その中でCOOPは中核。
  COOPはScottish COOPという地域生協の一つのようだが、店内は高級感がある。ただし雰囲気とは違ってCOOPブランドの廉価な商品が多いようだ。


  一方、同じ敷地内にあるトイザラスは日本と同じような作りの店内だが、他の玩具屋に比べてもそんなに安くは思えない。

2.The Barbers Pole (89 King Street)とLow & Co Beauty Salon (Middletown)
  The Barbers Poleは市内に3店舗構える床屋さん。男のみ。黙って座って15分。バリカンで刈り上げる。洗髪もひげ剃りもなし。マッサージなどもってのほか。これで£6.5。悪くない。何といっても早いのがいい。待つのも苦にならない。Rindaさんがお出迎え(名前を聞いていかにもリンダという顔をしています)。
  Low & Co Beauty SalonはASDAの敷地内にある美容院。要予約。かみさんの話では、カットのみで15分、£7。

3.バス Family Ticket
  この夏から、いつでもファミリーチケットが購入できるようになった(ファミリーチケットといっても普通のチケットに'Family Ticket'と印字されるだけだが)。このチケット、実に優れもの。我々の住む地域から町の中心部まで、大人二人と5歳以上の子供二人で、往復がなんと£3.70。大人だけの場合には往復チケットはなく、同じルートが片道£1.15であることからして、いかにこのチケットが格安かわかる。ちなみに、大人一人と子供二人の場合は£2.70。

4.D & P 
  日本と同じように取扱店で値段はまちまち。3カ所で同時プリントを頼んだが、Bridge Streetにある写真の専門店で24枚が£6.99。ここではフィルム1本のおまけ付き(1時間プリント)。全英をネットするBootsでは@6.49。インデックスプリント付き(1時間プリント)。ASDAでは£2.99。ただし早くて翌日仕上げ、通常3日かかる。ここの売りは同時プリント2枚セット。同じものを2枚ずつ焼いてくれて£3.98(10月に入って£4.99になったようだ)。一見すると無駄に思えるが、焼き増しは1枚45pもするので(しかも同時プリントより日数がかかる)、誰かに2枚以上あげようと思ったら同時プリント2枚セットの方がお得だ。

5.プール (Beach Leisure Centre, Beach Promenade)
  海沿いにアバディーンきってのレジャーセンターがあり、その一つにプールがある。平日は12:00pmから8:00pmまで、土日は10:00amから8:00pmまでが一般開放。大人は£2.25、子供は£1.65。ファミリー(大人二人、子供二人)は£6.25。もちろん5歳未満は無料。波が出る装置やウォータースライダーまであり、ちょうど洞爺湖にあるサンパレス(ローカル!)のような大きさとつくり。着替えは専用の着替え室(たくさんある)で行う。ロッカーは大と小があり一回20p。日本と同じ構造だ。20pはデポジットなので使用後返金される。プールは水温も30度ほどあり、久しぶりに手足を伸ばして入ったので、石鹸とシャンプーがほしかったほど。帰りにシャワールームに行くと、な、なんと、シャンプーで洗髪していた。札幌の市民プールは厳禁なのに。

6.民間駐車場 (Trinity Shopping CentreおよびBon Accord Shopping Centre)
  有料駐車場は、まず入口の自動発券機のボタンを押してカードを取り、帰りに自動車に乗る前に'Pay Point'という自動精算機にカードを入れる。そうすると料金が表示されるので、その金額を精算機に入れてカードを引き抜く。そのカードを出口の収集機に入れるとゲートが開く。どの機械も、日本とは違って「しゃべらない」(だいたいにして機械に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などといわれてもありがたくもない)。Trinity Shopping Centreの駐車場は2時間まで£1(3時間までは£1.5)、Bon Accord Shopping Centre(Harriet StとLoch Stの2カ所ある。Harriet Stは400台収容、Loch Stは770台収容可)は2時間まで£1.2、3時間まで£1.6である。なお、テナントの契約駐車場はないので、料金無料ということはない。また、入口と出口の方向が違うので注意。入りやすさ・出やすさの点ではLoch Stの駐車場がいい(土曜日のTrinity Shopping Centreの入口は、終日、坂道発進が好きな人向き)。

7.市営駐車場(市内各所)
  アバディーン市が管轄する駐車場は市内各所にあり、また、路上駐車場(パーキングチケット制)もある。
  どちらも、近くに設置されている発券機にお金を投入してチケットを取り、それを車内の見えるところに貼り付けておく。料金は、おおむね2時間で£1.2。

8.DIYセンター
  当地の方々はなんでも自分でやる。そんなときお世話になるのがDIY(Do It Yourself)のお店。小生たちは、B & Q(Bridge of Don)とGreat Mills(Bedford Road)を利用。北海道でいえば「ホーマック」や「サンデー」のイメージ。雰囲気はGreat Millsの方が一段上。どちらの店も角材とペンキの品揃えが豊富。ちなみにドア1枚を買っていった人をみてびっくり。買う方も買う方だが、ドアを売っているということに驚く。
  B & Qの場所はわかりにくい。Great Millsのある場所は、隣接して3、4社の家電品店が軒を並べる集合施設の中にある。

9.Bon Accord
  アバディーン市には‘Bon Accord’という文字が多い。これはアバディーン市のモットーだ。市の広報紙(タブロイド版の新聞)のタイトルも‘Bon Accord’。フランス語で意味は‘Good Welcome’。何故フランス語を使っているのかは不明ながら、19世紀以前はスコットランドとフランスのつながりは強かったので、この言葉を使ったのかもしれない。

10.アバディーンの空
  アバディーンの空を見上げてよく見るものは、カモメと雲と、そしてヘリコプター。

11.サングラス
  当地の冬を自動車で運転するにはサングラスは必需品。毎日陽の光が射し込むというわけではないけれど、ひとたび太陽が出れば、ちょうど目の高さに陽の光が入ってくる。太陽の軌道がホントに低いのだ。小生、予備として持ってきたサングラスだったがこれが大いに役立っている。

12.ボンアコードミレニアムスケートリンク
  1999年12月5日から2000年1月4日まで、ユニオンテラスガーデンに特設されたスケートリンク。小生達も2度滑りに行った。制限時間は一応90分。貸靴付きの入場料は大人£4、子供£3、ファミリーは£12。

13.靴屋の盗難防止策
  ほとんどの靴屋では、展示している靴は片方だけ。気に入ったのがあれば店員にいって奥の倉庫からもう一方を持ってきてもらう。初めは変だなと思ったが、盗難防止策らしい。単純ながらよく考えたものだ。備えあれば憂いなし。

14.ダイス・シンボル・ストーン
  ダイス(Dyce)はアバディーン空港のある地域。この北にスコットランドの古代人が建てたといわれるシンボル・ストーンがある。地図によればB977とドン川に挟まれたところにそれはあるハズだったが、なかなか探し当てることはできなかった。それでもドン川沿いに車を進め、対向車が来たらすれ違えないような丘の細い道を走ると、「シンボル・ストーンまで4分の3マイル」の標識。やっとシンボル・ストーンは見つけたが、結局、その標識から近づけなかった。道がなかったのである。それにしても、遠目に見ても何のために建てたのかわからないような石柱であった。

15.Exam Stress ?
  1月のある日、アバディーン大学前のパブ、King Street Millの前に出ていた看板。時折しも学期末試験中。試験に疲れたらビールで息抜きといったところだろうか。

16.スーパーの盗難防止策
  ASDAやTESCOなどのスーパーでもCDを販売している。CDコーナーがあってチャート順に並んでいたりする。気に入ったCDを買い物かごに入れてレジで精算。それで終わり、というわけにはいかない。
  陳列されているCDはケースのみで中身はない。近所のASDAではレジで精算後、Collection Pointにケースを持っていくと係りの女性が中身を入れて返してくれる。その際、「確かにお渡ししましたよ」というような意味で係りの女性はレシートにサインをする。TESCOではレジで精算すると、どこからか係りの女性が来てCDケースを持って行き、やはり中身を入れて持ってきてくれる。
  ちなみに、CD専門店では盗難防止のタグが付いているのでそんな手続きはいらない。

17.O'Haraの謎
  お店で名前を聞かれて答えると、まず間違いなく「O'Hara」と書かれる。何故か?
  スコットランドのお隣、アイルランドの名字には、O'Connerなど「O'」を姓に付けることが多い。この「O'」は「Son of」の意味で、「コナーさんの息子」というような意味の姓。「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラはO'Hara。
  したがって我々が「オー・エイチ・エー・ア−ル・エー」というと、当地の人々は我々をアイルランド系の人間と思って「O'Hara」と書くわけだ。「ハラさんの息子」という意味の姓がO'Haraだが、ハラ(Hara)という姓があることにも驚き。
  ちなみに、スコットランドでは、「O'」と同じ用法で用いられるのが「Mac」「Mc」。あのハンバーガーのマクドナルドはMcDonald's。「ドナルドさんの息子」という意味の姓だ。ということを、クリス・マックファージン(MacFadyen)に教えてもらった。
(それにしてもアイルランド系かあ・・・)

18.春は値上げの季節
  当地でも最近いろいろなものが料金を引き上げた。それはどうやら、サマータイムの開始(3月26日)に合わせて上がったらしい。
  まずは、バス。最大の市内区間料金が片道£1.15から10p上がって£1.25。ただし、Family Ticketは往復£3.70で据え置き。面白いのは、平日の午前9時30分以降(土日は終日)は往復£1.40のOff Peak Day Returnというチケットがあって、これを利用すれば値上げは気にならない。
  Trinity Shopping Centreの駐車場は2時間まで£1だったものが20p上がって£1.20。市営の路上駐車場は10p上がって£1.30。
  さらに、ビーチレジャーセンターのプールも値上げし、ファミリーチケットが£6.25から£6.60になった。

19.アイサー
  サマータイムが始まった3月の下旬から、決まって6時頃にクラクションを鳴らしながら我が家の前にやってくるのがアイスクリーム・バン。近所の子供達はこれをアイサーと呼んでいる。
  その時間は我が家では夕食が始まる時間なので、最初は子供達も外に出てまでして買うとはいわなかったが、5月下旬頃から、近所の友達と遊んでいて、その子供達がお菓子を買うのを見て買いたいというようになった。アイスクリーム・バンとはいえ、扱っているのは5pから60pぐらいのお菓子でスーパーなどでは買えないようなもの。日本でいえば駄菓子屋が移動販売しているような感じ。アイサーでお菓子を買い、夕食を食べて、そのお菓子を持ってまた友達と遊ぶというのが5月下旬からの習慣になってしまった。悪い習慣だとは思うけど・・・。

20.芝刈り
  アバディーンは至るところに芝がある。個人の庭ではなく、ちょっとした空き地や広場、道路に面した壁などだ。
  5月に入って、アバディーン市の依頼を受けたのだろうか、町のそこここで芝刈りが行われるようになった。芝刈車に乗った芝刈人(?)が上手に芝を刈っていく。その光景は、ちょうど、家庭用の除雪車を使って除雪するのに似ている。『除雪と同じく結構お金がかかるだろうなあ』と、余計なことを考えながら、しばしその光景を眺めたりしている。


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