Business Computing 6.

情報処理論　2001..2002年度講義資料

アプリケーションの連携

1　ビジネス文書の作成

データベース管理システム（大量データ，マスタデータの一元管理）
- データベースから必要なデータ表をインポート
- Accessファイルから Excelファイルへ，Excel からテキストファイルへ
- テキストファイル形式であれば，ほぼすべてのアプリケーションで利用可能
- 主なテキストファイル形式は，カンマ区切り形式(*.CSV)とタブ区切り形式(*.TXT or *.PRN)
Excelにおけるデータ分析機能
- ゴールシーク，ソルバー，シナリオ
- データ分析（統計解析）
アプリケーションの連携
- Windowsのアプリケーションの連携には，アプリケーションAで「Copy」（クリップボードに記録）し，アプリケーションBに（クリップボードから）「Paste」する「Copy & Paste」機能を利用する。
- 貼り付け（Paste）には，通常の貼り付けとリンク貼り付けがある。
- 貼り付けるときに，条件の指定によってCopyする情報の形式を変更することも可能
  Wordの表⇔Excelの表, WordやExcelの図⇒HTML形式，
  いずれもオブジェクトとしてアプリケーションと一緒に保存も可能

2　ビジネス文書の作成実習

例題1：

給与計算に用いるマスターファイルから作成したテキスト形式のデータファイルがある。各部別人件費の集計をして報告書を作成する。

青い教科書の6.2.1（pp.99-102）の【例題1】を実際に行ってみよう。

(操作1) データファイル "d-Master.txt" の準備
(操作2) テキストファイルをExcelのファイルに変換する

kyouzai (T:) ドライブの「情報処理論」にあるデータ d1-Master.txt, d2-Master.txt, d4-Master.txt を利用し，不足分は各自で追加して作成する． (操作3) Excelのデータ表に項目名を付ける（データベースの作成）

(操作4) 手当て，総支給額の計算

(操作5)部局ごとのデータ集計

手当の計算を行う。
セルI2の計算式 =VLOOKUP(G2,$L$1:$N$5,3)

3　アプリケーションの連携

例題2：

Excelで作成した例題1の「報告書1」の表や図をWordで利用して，整形して見やすい報告書を作成しよう。（青い教科書 6.2.3節 p.104）

(練習1) Excelのワークシート上の表（操作6 p.102）をWord文書に貼り付ける。RTF形式（rich text format）でcopyされる。
(練習2) Excelのワークシート上の表（操作6 p.102）をWord文書に「リンク貼り付け形式」で貼り付ける。最初に貼り付けた表は削除する。
(練習3) Excelのワークシート上のグラフをWord文書の図としてリンク貼り付けをする。
(練習4) Word文書を整形して仕上げる。
- 本文は，Wordで文章を入力する標準の画面「印刷レイアウト画面」で作成してよい．仕上がりのイメージはp.102とする．
- 日付はヘッダーに置く。通常の課題（レポート様式）のようにヘッダーとフッターを指定する。

練習問題７．１：

練習問題７．２：

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