情報処理論 1986 .. 2002年度講義資料
[講義の流れ(syllabus)],
[Next], [text & references]
- 序論(Excel入門)
経済や経営に関する問題への表計算ソフトウェアの応用に入る前に,表計算ソフトウェア
Excelの基本的な操作方法(ワークシートの作成から保存と印刷まで)を復習します。
白い教科書��Excel編の第1〜5章(第13〜17章)まで,青い教科書�△梁�1章と2章を参照しながら操作して下さい。(注:2003年度は教科書と
して指定せず、参考書です)
次の表は、日本の自動車(四輪車)メーカー11社について,1997年度(1998年3月決算時)の業績データの一部です。
用語メモ:
営業利益とは,売上高から売上原価,販売・管理費用等を差し引いた事業本来の収益。経常利益とは,営業利益に金融収支等の営業外損益を加減した収益。
経常利益に特別損益,法人税等を加減して企業が最終的に獲得する収益を「利益」と呼んでいる。
練習 1:
Excelを起動して,必要なデータA1〜H14に入力する。会社名のセル幅を広げて調整する。
ここでは、直接データを入力する代わりに、次のHTML文書からでハイパーリンクで提供されているデータを各自の3.5inchフロッピーディスク
(FD)に名前を付けて保存(ダウンロード)する。
情報処理論の「講義の流れ」=>
http://www.ipc.hokusei.ac.jp/~z00103/Edu/Lit3/bc-index.html
用語メモ: ここでダウンロードしたファイル名は,d-carsale97.csv になっている。これはCSV
形式である。CSVファイルはテキストファイルの一種で,インターネットでは,Excelのデータは通常この形式で配布される。
同様な目的で「タブ区切形式」のテキストファイルもよく利用される。これについては「練習7」と「練習8」で扱う。
この講義資料では,3.5inch
FDの装置名をドライブA(または,Aドライブ)と呼び,Excelなどのアプリケーションが実装(install)されているハードディスク(HD)の
記憶装置名をドライブCと呼ぶことにする。
練習 2: ワークシートをFDに保存する。
上でFDに保存してあるCSVファイル d-carsale97.csv をExcelから開く。
ファイルを開くアイコン(または,〔ファイル (F) 〕−〔開く (O) ... 〕)をクリックすると、標準ではドライブC の〔My
Documents〕というフォルダから Excel で作成されたファイルを呼び出す状態になる。これをFDのドライブAに変更する。
目的のCSVファイルが見つからないときは,「ファイルの種類」を「テキスト(*.prn, *.csv, *.txt)」に変更すれよい。
FDに Excel
というフォルダを作成しておく。CSVファイルを含めてExcel関係のファイルはこのフォルダに整理して保存するとよい。
| A:\ |
Excel\ |
d-carsale97.csv , |
d-carsale97.txt |
| 自動車97.xls |
CSVファイルはテキストファイルであって,Excelのワークシートではないので,これからのExcelでの操作結果を保存できない。
そこで,まず d-carsale97.csv をExcelのワークシートとして保存し直しておく。
このとき「ファイルの種類」を「Excelブック (*.xls) 」に変更し,保存するファイル名の本体を「自動車97」とする。これで 自動
車97.XLS というブックファイル名で保存される。
注:
Excelには、Excel95からExcel2002までいくつかの版がある。異なる版の間でExcelのファイルを編集する必要がある場合は、名前を
付けて保存する操作で、ファイルの種類から「Excel 95-2002および5.0/95ブック」などを選んで保存する。
練習 3: 新しいワークシートの作成。
練習 4: 売上高について各社のシェアを求め,円グラフで表す。
- セル I3 にデータ名「売上シェア」を入力し,セル C16 に売上高の合計「=SUM(C4:C14)」 を求める。
- トヨタの計算式を入力する。
セル I4 の式は 「=C4/C$16」 となる(絶対指定 C$16 に注意!)。セル I4 の表示を小数点以下1桁の%表示に変更する。
- 他の企業の式と結果は、I4 を複写して求める。
- 売上シェアを円グラフで表す。操作の手順は,青いテキストp.33の(操作2)参照する。社名と売上シェアの列のセル範囲を3〜14行目まで
選択し,グラフウィザード(wizard)を起動し,円グラフを選択。社名数が多いので6番目の円グラフを指定する。
- グラフの調整をする,すなわち,グラフエリアとプロットエリアの拡大,データラベルと凡例の文字サイズの変更,データ系列(の要素)の調整な
どを行なう。
練習 5: 資本金,売上高,営業利益を棒グラフで表す。(複合グラフ)
売上高と他の2つの数値が桁違いなので、ここでは売上高を第2 Y軸で目盛る。Excel95では、グラフの種類を複合(M)のフォーマット (2)
形とすると、次のようなグラフが作成できる。ただし,見やすいグラフが容易に作れることを考慮して上位6社までのデータを利用した。
複合グラフの編集については、Excel97/98以降では、青いテキストp.35-36、白いテキスト p.168-169
を参照のこと。
第2 Y軸を使う場合,左右のY軸の目盛りの最大値と最小値が比例するようにうまく設定する必要がある。
練習 6: ここまでの結果を印刷する。
- ワークシート上で印刷する領域(セルの範囲)を指定する。いまは表とグラフを含める。
- ヘッダーまたはフッターに、必要なら、氏名やシート名や日付などを設定する。
- 印刷プレビューでチェックする。表示された状態が意図したものになっていなければ、
〔ファイル (F)〕−〔ページ設定 (U) ...
〕−タグの〔余白〕または〔ページ〕から用紙サイズの選択、余白サイズや縮小・拡大率などを調整する。
このとき印刷の枚数も確認する。
一般に大きな表は印刷方向を横にして更に縮小すればうまくいく。
- 最後に、もう一度「印刷プレビュー」で確認してから、〔印刷(P) ... 〕でプリンターへの印刷を設定する。
- 現在のExcelファイル「自動車97.xls」を上書き保存する。
練習問題 (1-1)
従業員1人当たりの売上高と営業利益を求め、それを練習5のような棒グラフで表しなさい。
練習問題 (1-2)
四輪自動車の国内販売台数における各社のシェアを求め、それを円グラフで表す。また,円グラフ以外で表せるか試してみなさい。
練習問題 (1-3)
販売台数全体(=国内販売+輸出)に対する輸出の割合を求め、各社の違いが分かるグラフを作成しなさい。グラフの種類を選び,輸出の割合が最も高い会社を
強調すること。
練習 7: Excelのワークシートを【テキスト形式】に変換して保存する。
まず,タブ区切形式で保存する場合は,以下のように操作する。 - 各自のFDの〔Excel〕というフォルダから,Excelの
ブックファイル「自動車97.XLS」を開き,どれか1つのシートの名札,ここ
ではシート名「d-carsale97」を選ぶ。
- 〔ファイル (F) ... 〕−〔名前を付けて保存 (A) ... 〕−で、〔ファイルの種類 (T)
〕のリストボックスから〔テキスト (タブ区切)*.txt ) 〕を選ぶ。ファイル名は自動的に『自動車97.TXT』に変わる。
- 〔保存 (S) 〕を選択すれば、FDの〔Excel〕というフォルダに保存される(はずである)。 このとき『 選択したファイルの種類は複数のシートを含むブックをサポートしていません ... 』という警告がでる。ここは〔OK〕
と応えればよい。
- 〔ファイル (F) ... 〕−〔閉じる (C) 〕を選ぶ。
『'd-carsale97.txt' はExcelのファイル形式ではありません。変更を保存しますか? ...
』という警告がでる。警告に書かれた説明を注意深く読む。〔いいえ〕と応えるとテキストファイルをファイル名「d-carsale97.txt」で保存す
る。
カンマ区切のCSV形式で保存する場合は,上の�△如ぁ魅謄�スト (カンマ区切)*.csv )
〕を選ぶ。操作上の違いはファイル名の拡張子が .txt から .csv に変わるだけである。
練習 8: 表形式のデータがタブで区切られたテキストファイルの読み込み。
CSV形式のテキストファイルであれば,Excelではファイル名を指定するだけで,後は自動的にExcelのワークシートとして開くことができる。
CSV形式以外のテキストファイル(拡張子が PRN, TXT,
DATなど)の場合でも,開くファイルの種類を指定して,データ形式を変換することで,区切り文字を指定してデータの読み込みができる。
一般に Excel 以外の,Lotus
1-2-3,dBASEやhtmlなど,主要な表計算またはビジネス・ソフトウェアで作成したファイル形式であれば,データの読み込みができることが多
い。
また,異なるソフトウェア間のデータの変換を専門としたソフトウェアも数万円程度で市販されている。CSV形式のファイル変換であればフリーのモノも多
い。
練習問題 (1-4)
「練習
7」で作成したタブ区切形式のテキストファイル「d-carsale95.txt」について,実際に,3枚から成るテキストファイル・ウィザードでデータ
の読み込みを確認しながら,このファイルを Excel形式に変換して開いてみよう。
練習問題 (1-5)
- 日本の自動車(四輪車)メーカー11社の表と同じように、2000年度(2001年3月決算時)の「売上高」の上位8社について業績データを
集録しなさい。(もし上位10社まで集録できるならば,そうしても良い)
- 上の「練習 4」と「練習 5」と同様なグラフを作成しなさい。
- 1997年度と2000年度を比較してその顕著な変化について述べなさい。ただし,上の11社の中に他社に合併などで2000年度末には消滅
している企業がある場合はその変遷にも注意しなさい。
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