9/18
当初とだいぶ課題内容などが変わったので,それらを反映しました。
9/11
第14回の予習課題と担当課題の内容を授業サポートページに書き込みました。遅くなってごめんなさい。
7/23
後期の図書館ガイダンスが9月25日で確定しました。
5/14
授業予定を更新しました。体育祭の予定を組み込んでいませんでした。6月からの予定が一週ずつずれ込むので気をつけてください。
5/11
授業サポート用のページを作成しました。IDとパスワードは授業中にお知らせしますのでぜひとも活用してください。
4/28
予習課題,担当課題の内容を少し変更しました。変更後の担当課題は5月8日授業分から提出してもらいます。
4/17
4月24日授業分の予習課題(課題-3)を作成しました。これ以降の予習課題も,必要に応じて記入していきますので,こまめに確認してください。
4/17
後期の担当課題の予定を記入しました。
4/15
予習課題の締め切りについて連絡を忘れていました。一応,木曜日の17時までとします。ただ,第2回の分については当日の12時まで受け付けることにします。
4/10
担当課題の予定を記入しました。確認不足で1回しか担当しない学生がいたので,こちらで割り振りました。もし間違い等があったらメールをください。
概要
この授業では,文献読解と思考作業を通じて,私達が普段使う日本語の背後に潜む規則性を体感してもらう。そのため,文献を読み,その内容を知るだけでなく,自分で具体例を考え,それをもとに考察するということも積極的に行っていく。今年度はアクセント現象と状態のデキゴト化に焦点を当て,何が問題になるのかを理解し,その解決法について検討する。
一回の授業の流れは以下のようになる。参加する学生は予習課題として毎回教科書の指定された部分を読み設問に答える。さらに,担当の学生は指定された部分についてまとめをつくり提出する。授業では,主に担当学生との質疑応答を行いながら教科書の内容を解説,検討する。また,復習課題として各回のはじめに前回の授業内容に関する小テストを行う。
授業日程
前期 窪薗晴夫『アクセントの法則』
回数 | 日付 | 範囲 | トピック | 担当者 |
第1回 | 4/10 | pp.1-7 | 音声研究の方法 | |
第2回 | 4/17 | pp.9-18 | -3の規則 | 三上,田澤,宮内 |
課題-2:教科書の指定範囲を読んで疑問点を挙げてください。 | ||||
第3回 | 4/24 | pp.18-22 | モーラと音節 | 石井,馬渕,笠井 |
課題-3:自分で発音したとき,起伏式アクセントに従わない起伏式の単語を5つ挙げてください。なお,そのときの自分のアクセントを]で示してください。 | ||||
第4回 | 5/1 | pp.22-28 | 複合名詞のアクセント | 水野,宮川,佐藤 |
課題-4:次の複合語について,従来考えられてきた複合語アクセント規則ではどこにアクセントが置かれるかを答えてください。
(1)東オセアニア (2)働き蜂 (3)マーボー春雨 (4)夏祭り (5)創作詩 |
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第5回 | 5/8 | pp.29-41 | ラテン語のアクセント | 荒城,橋場,笠井,鈴木 |
課題-5:ラテン語のアクセント規則が予測するアクセントの位置と異なる外来語の例を3つ挙げてください。 | ||||
第6回 | 5/15 | pp.41-47 | 標準語アクセントの変化 | 宮内,池田,瀬川 |
課題-6:4モーラの外来語で−3型で発音されるものを3つ,前進型で発音されるものを3つ挙げてください。 | ||||
第7回 | 5/22 | pp.48-54 | -3の秘密 | 野内,三上,山口 |
課題-7:次の外来語がアクセントの一般原理を満たしているか答えてください。もし違反しているならば,違反している原理を答えてください。
(1)クレ]ープ (2)ブル]ー (3)ゴ]ールデン (4)ブレ]ザー (5)クロ]ーバー |
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第8回 | 5/29 | pp.55-63 | 固有名詞の平板式アクセント | 佐藤,房村,池田 |
課題-8:次の名前が平板式で発音される理由(規則)を答えてください。
(1)学(まなぶ) (2)伸一(しんいち) (3)保夫(やすお) (4)恵美(めぐみ) (5)勝(まさる) |
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* | 6/5 | (体育祭のため休講) | ||
第9回 | 6/12 | pp.64-68 | 普通名詞の平板式アクセント | 宮川,瀬川,橋場 |
課題-9:複合語のときに平板式アクセントを作り出す単語を3つ挙げてください。 | ||||
* | 6/19 | (学会出張のため休講) | ||
第10回 | 6/26 | pp.68-76 | 音節構造と平板式アクセント | 水野,平澤,房村 |
課題-10:平板式アクセントの法則により平板式で発音される外来語を3つ,同じ法則により平板式で発音されるアルファベット頭文字語を3つ挙げてください。 | ||||
第11回 | 7/3 | pp.77-90 | 鹿児島弁のアクセントの三大特徴 | 田澤,馬渕,野内,山口 |
課題-11:次の単語を鹿児島方言話者が発音したとき,高いピッチで発音される部分を[ ]で囲んでください。
(1)青信号(あおしんごう) (2)東京都(とうきょうと) (3)未熟児(みじゅくじ) (4)北星学園大学(ほくせいがくえんだいがく) (5)春之(はるゆき) |
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第12回 | 7/10 | pp.91-104 | 鹿児島弁のアクセントと標準語のアクセント | 川端,平澤,石井 |
課題-12:次の単語を鹿児島方言話者が発音したとき,高いピッチで発音される部分を[ ]で囲んでください。
(1)SL (2)PC (3)食べる(東京方言=起伏式) (4)踊る(東京方言=平板式) (5)ブーメラン |
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* | 7/17 | (水曜日科目授業日) | ||
第13回 | 7/24 | pp.105-122 | 鹿児島弁のアクセント変化 | 荒城,川端,鈴木 |
課題-13:鹿児島方言において若年層と高年層でアクセント型が異なる単語のうち,東京方言の影響を受けていると思われるものの例を5つ挙げてください。 |
後期 定延利之『煩悩の文法』
回数 | 日付 | 範囲 | トピック | 担当者 |
第14回 | 9/18 | pp.9-11 | 話し手と文法の関係 | 瀬川,宮川 |
第15回 | 9/25 | 図書館ガイダンス | ||
第16回 | 10/2 | pp.14-24 | 度数余剰 | 池田,山口 |
* | 10/9 | (大学祭のため休講) | ||
第17回 | 10/16 | pp.24-46 | 場所の助詞 | 鈴木,橋場,房村 |
第18回 | 10/23 | pp.48-61 | ワクワク型の体験と「で」 | 田澤,宮内,平澤 |
第19回 | 10/30 | pp.62-74 | ワクワク型の体験と頻度語 | 池田,笠井 |
第20回 | 11/6 | pp.75-90 | ワクワク型の体験と「ばかり」「たら」 | 田澤,瀬川,水野 |
第21回 | 11/13 | pp.91-115 | 「た」の基本的な意味 | 宮川,鈴木,宮内 |
第22回 | 11/20 | pp.115-129 | ワクワク型の体験と発見の「た」 | 野内,川端 |
第23回 | 11/27 | pp.132-143 | ヒリヒリ型の体験と頻度語 | 野内,佐藤,川端 |
第24回 | 12/4 | pp.144-162 | ヒリヒリ型の体験と「ばかり」「たら」 | 橋場,房村,佐藤 |
第25回 | 12/11 | pp.163-171 | ヒリヒリ型の体験と「た」 | 平澤 |
第26回 | 12/18 | pp.174-196 | 認知観,煩悩の文法 | 山口,笠井,水野 |
教科書・参考書
教科書
- 窪薗晴夫『アクセントの法則』(岩波科学ライブラリー,岩波書店,1200円)
- 定延利之『煩悩の文法』(ちくま新書,筑摩書房,680円)
参考書
- 上山あゆみ『はじめての人の言語学』(くろしお出版)
- 定延利之『よくわかる言語学』(アルク)
- 窪薗晴夫『日本語の音声』(岩波書店)
成績
期末試験は実施しない。成績は以下の3つに基づいて総合的に判定する。
- 予習課題
指定された部分を読み,設問の答えをメールで提出する。(場合によっては,分からない部分を質問の形でまとめ,メールで提出するという形を取る) - 担当課題
指定された部分を読み,まとめを作成し,メールで提出する。 - 復習課題
前回の授業内容について行う小テスト
このほかに授業態度(激しい居眠りなど)や授業参加(良い質問)によって増減がある。基本的には毎回予復習を行って授業に出席し,必要な課題をこなせば単位は保障されるが,希望があればレポートを出すことができる。
- レポート課題
授業内で指示する内容でレポートを提出する。
予習課題・担当課題
予習課題・担当課題のメールは以下の要領で出すこと。
- 提出先:
- 提出期限:授業前日(木曜日)の17時
- 件名:課題-X(Xの部分=授業の回数。例えば,第5回の課題を出すならば「課題-5」となる)
- 本文の1行目に学籍番号と氏名を書き,2行目以降に設問の答えや段落ごとの「まとめ」を書く。
メールが届いたら自動的に確認のメールが返信される。もし,届かないときは教員まで確認のメールを出すこと。