小テスト情報
最新の授業
小テスト
- 7月10日は小テストを行わず,7月16日12:00までに授業アンケートを提出することで7月10日の小テストを10点にします。
- 提出先
件名:◎大
本文
学籍番号
氏名
1. この半年間の自分の取り組みについて振り返ってください。
2. この半年間の授業について感想を述べてください。
3. 来年もこの授業を受けるならどんなことに気をつける,心がけるか書いてください。
4. 来年この授業を受ける人にアドバイスを送ってください。
5. 自分がこの授業を担当するならこうするということを1つ挙げて下さい。
授業内容
04/10
音の物理(1)
- 調音音声学では分節音は子音と母音に分け(てい)たが,物理的には個々の分節音に明確な境界を設定できるとは限らない。
- 音波
- 粗密波
- 圧力
- 大気圧
- 音速
- ピッチ
- 周波数
- ヘルツ
- メル
04/17
音の物理(2)
- 波長=音速/周波数
- 音の大きさ(ラウドネス)
- 音圧
- 音圧レベル
- ホン
- ソーン
- 最小可聴値
- 最大可聴値
- デシベル:何も加工しない数値のままだと桁数が大きくなりすぎて理解しづらくなる。そのため「対数」で変換したデシベルを用いる。
- 全て10のX乗にして表現する。
- 1 = 100
- 10 = 101
- 100 = 102
- 1000000 = 107
- 2 ≒ 100.3
- 3 ≒ 100.4771
- デシベルはこのXを抜き出して10倍する。
- 1 = 100→0×10 = 0
- 10 = 101→1×10 = 10
- 100 = 102→2×10 = 20
- 1000000 = 107→7×10 = 70
- 2 ≒ 100.3→0.3×10 = 3
- 3 ≒ 100.4771→0.4771×10 = 4.771
- 音圧レベルの場合,さらに倍にする。
- 1 → 0×2 = 0
- 10 → 10×2 = 20
- 100 → 20×2 = 40
- 1000000 → 70×2 = 140
- 2 → 3×2 = 6
- 3 → 4.771×2 = 9.542(約10)
- このようにして,10倍の音圧というのを20dBの増加と捉えなおす。
- (すんごい雑な言い方ですが)対数は掛け算を足し算に直せるため,log(a×b)=log(a)+log(b)が成り立つ。
- 最低でもプリントp.2(16)に出てきた対応は覚えること。
- 練習問題
- 20倍=2×10→6+20=26dB
- 40倍=2×2×10→6+6+20=32dB
- 60倍=3×2×10→10+6+20=36dB
- 1/40倍=1/2×1/2×1/10→-6+-6+-20=-32dB
04/24
音声信号の性質
05/08
共鳴
- 反射
- 進行波
- 反射波
- 共鳴
- 片側が閉じた管の共鳴=閉じている端の音圧が最大,開いている端の音圧が最小になる。
- 両側が閉じた管の共鳴=両端の音圧が最大となる。
- 両側が開いた管の共鳴=両端の音圧が最小となる。
05/15
- 母音のフォルマントの計測
- フォルマント:共鳴された周波数のこと。低いほうから第1フォルマント(F1),第2フォルマント…と続く。
- 母音のフォルマント
- 第1フォルマント:舌の広狭と相関がある。
- 第2フォルマント:舌の前後と相関がある。
05/22
スペクトル
ソースフィルター理論
- 喉頭=音源(ソース):音源特性(低い周波数ほど大きくなる)
- 口腔=フィルター:声道特性(形状によって異なる共鳴周波数が生じる)
破裂音の分析
- 調音位置の違い=フォルマント遷移の違いによって表される。
- 両唇音=F2が低く始まる
- 歯茎音=F2がやや高く始まる
- 軟口蓋音=F2がとても高く始まる
05/29
破裂音の分析
- VOT
- フォルマント遷移
- voice bar (buzz bar)
06/05
破擦音,摩擦音の分析
- 破裂音,破擦音,摩擦音の区別:雑音区間の長さ
- 粗擦音と非粗擦音の区別
- 有声と無声の区別
- 歯茎音と歯茎硬口蓋音の区別
06/12
共鳴音の分析
- 鼻音の特徴
- 低周波数域の強い共鳴
- アンチフォルマント
- 調音位置に依存した共鳴周波数
- わたり音の特徴:発話速度に依存したフォルマント遷移
06/19
- 流音:
- 英語の/r/:F3が大きく下がっている。下は英語のryeという語の音声波形,スペクトログラム,フォルマント
- 英語の/l/:全体的にエネルギーが弱い。下は英語のlieという語の音声波形,スペクトログラム,フォルマント
- 日本語の「ラ」=「ダ」の子音部分を短くしたもの。
06/26
時間長の計測
- 分節音にはそれぞれ固有の長さ(内在時間)がある。
- 母音の内在時間:開口度に応じて変わる。
- 母音の長さ:有声子音間>片方が無声子音>無声子音間
07/03
時間長の計測(2)
- 長音の母音部分の時間:1モーラ時の約2-3倍
- 促音の子音部分の時間:直音の子音の約2-3倍
- 重音節(促音があるとき)の母音部分の時間:多くの言語で短くなる傾向があるが,日本語ではむしろ長くなる。
- リズムの計測:韻文を読むと,1句目と2句目に休みが入り,1句と2句がほぼ同じ長さになる。
07/10