個人HP

経歴: 

 北海道大学法学部卒
 北海道大学大学院法学研究科博士課程修了。

 憲法専攻。

 北海道大学大学院
 法学研究科助手を経て現職。  



研究:

 憲法と国際法の関係について勉強しています。我が国の議論は、憲法第9条と日米安保条約の関係についての論争の後、長らく進展していませんでした。国際人権法と日本国憲法の関係をどのように捉えるかが、喫緊の課題です。憲法第98条第2項の「誠実に遵守することを必要とする」という規定の意味を再検討することに取り組んでいます。  法律学の最縁辺から最前線に浮上してきた感のある領域、法情報学にも関心があります。法学教育が有意味に成り立つためにも重要な部分であるはずですが、その体系は未だ確立されていません。新しい実践的なあり方を構築したいと考えています。


教育の抱負、学生に期待すること:

 なぜか、法律科目は暗記科目だと思っている人が少なくないようです。「講義では、六法全書を最初から順番に読んで、先生が意味を説明して、学生がそれを覚えるんだ」と。違います。社会に存在する紛争をどのように解決するかが、法律学の課題です。そのとき、「正しい答」は1つだけとは限りません。自分の出した結論にどれだけ説得力のある理由づけを示すことができるかが、法律学の勝負なのです。