
2年次の始めには、最低でも、平成15年/2003年版の小型六法が必要です。
小型六法としては、以下のものがあります。どれを使っても構いません。
・『ポケット六法』(有斐閣)
・『コンパクト六法』(岩波書店)
・『デイリー六法』(三省堂)
行政法や商法などの講義が進むと、小型六法では不足になってきます。中型六法である『小六法』(有斐閣)を用意してください。
六法は、「鮮度」が大切です。先輩からもらったもの、古本屋で買ったものなどは、論外です(旧法令を研究するのなら別ですが)。
なお、平成14年版の六法は、重要な法律の改正に対応していませんので、買い換えてください。
具体的には、以下のようなスケジュールで、六法の買い換えを検討してください。
[2003年度・前期]
〈既に平成15年版の小型六法をもっている人〉
前期の「憲法1」「民法1」「刑事法1」では、そのまま使用して結構です。
〈平成14年版(またはそれ以前)の小型六法しかもっていない人〉
後期からの講義のことも考えて、平成15年版『小六法』を買うことが推奨されます。
[2003年度・後期]
〈平成15年版の小型六法しかもっていない人〉
11月ころに発売される、平成16年版『小六法』に買い換えてください。
[判例つき六法]
六法のなかには、主要な条文について重要な判例を付記したものがあります。判例といっても、限られたスペースに収録されているものですから、判例の内容そのものを学ぶというより、記憶の喚起や参照の手がかりとするのが主な用途でしょう。それでも、条文と判例を結びつけて学習するためには、大変便利です。なお、大変便利であることから、定期試験の際、六法の持ち込みが認められている場合でも、判例つき六法の持ち込みは禁止されます。
判例つき六法としては、以下のものがあります。どれを使っても構いませんが、収録数に注意が必要です。
・『模範六法』(三省堂)
・『有斐閣判例六法』(有斐閣)
・『判例基本六法』(岩波書店)
・『コンサイス判例六法』(三省堂)
「民法1」では、シラバスの記載にかかわらず、通常の小型六法を使用して結構です。ただし、判例つき六法(『判例基本六法』(岩波書店)以外のものでもよい)があると、大変便利です。