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ファンクラブ |
2003.5.31 Yさん(経済学部卒業生)
先日、経法のHPを拝読いたしました。『買いたい新書』はいつも興味深いです。佐藤俊樹『不平等社会日本−さよなら総中流』は私も是非購入してみたいと思います。まさに買いたい新書です(笑) 私のお薦めしたい新書=〈養老孟司『バカの壁』(新潮新書003)〉 養老孟司『バカの壁』は、なんとも斬新な書名です。著者は解剖学が専門で北里大学教授、東大名誉教授をされているドクターです。 ”バカの壁”と聞いても、何のことを指しているのかよく分からないと思いますが、著書の冒頭で”バカの壁”の意図することがすぐに分かります。読んでみれば、「フムフム、なるほど納得、そういうことだったのか〜!」と新発見をしたような気持ちになりました☆ この本を読んで、自分の脳内にも”バカの壁”が存在し、立ちはだかっていることにハッと気づきました。無意識のうちに私の”バカの壁”はどんどん巨大で強固なものになっていたように感じます。著者は”バカの壁”を軸に宗教・戦争・経済などについて独自の視点から書いています。なかなか説得力のある1冊です。 普段の生活が忙しい人の中には「本を読む暇なんて無いわ。」、という人もいらっしゃるかもしれませんが、読書の時間を設けなくとも、通学や通勤のお供に文庫を1冊持って、ちょっとずつでもページを開き、読みすすめてみると、新しい世界を開くきっかけを作ってくれたり、心にゆとりがもてたりするものだと思います。良い本に出会うことは、良い友達と出会うことくらい素敵なことだと思います。私にとっては『バカの壁』もその1冊といえるでしょう。 これからも、齊藤先生⇔岩本先生の『買いたい新書』を楽しみにしています♪ |
2003.4.7 Tさん(経済法学科2年)
「買いたい新書」を読みました。題名からして笑ってしまいました。 「ロス疑惑」と騒がれた三浦和義さんのケースは、マスコミと検察が作り上げた冤罪事件といってよいでしょう。岩本先生から齊藤先生宛ての「2003.3.8 秋山謙三『裁判官はなぜ誤るのか』」を読み、私もそう思うことがあります。私には三浦和義さんが有罪か無罪かなどわかりませんが、何か事件があったときにマスコミによる報道の仕方で、視聴者のその事件に対する見方が決まってしまう気がします。 恵庭の事件でも、ある放送局では被告人が絶対に有罪であるかの報道をして、またある放送局では弁護人にインタビューをし、弁護人は涙ながらに被告人の絶対の無罪を訴えていました。単純な私などは、ニュースを見るたび事件に対する見方を変えてしまいそうになります。 うまくいえませんでしたが、買いたい新書を読んでの感想を少し書いてみました。 |