前期のperlのまとめ

前期で学んだperlについて事項をピックアップしてみました。表現はそれほど正確ではないので、詳しくは前期で使ったプリントで確認してください。
※緑色のものは、授業ではできなかったソフトウェアデザイン10.docで登場するものです。

関数

print
文字列や変数の値を、標準出力(STDOUT)の画面に表示する。
chomp
文字列の最後の改行(\n)を取り除く。
substr
文字列の部分文字列を返す関数。
length
文字列の長さ(単位はバイト)を返す関数。
keys
ハッシュ変数のキーワードのリストを返す関数。
open
ファイルを開く。
close
ファイルを閉じる。
die
プログラムを中断して終了する。
split
パターンに従って、文字列を切り分けて、リストにして返す関数。
delete
ハッシュ変数の要素を削除する。
sort
並べ替え(sort)たリストを返す関数。
local
サブルーチン内で使用。変数の有効範囲(スコープ=scopeという)を、そのサブルーチンとそこから呼び出されるサブルーチンに制限する。

制御文

if
条件が真のとき、引き続くブロックを実行する。
while
条件が真である限り、引き続くブロックの実行を繰り返す。
for
終了条件が満たされるまで、引き続くブロックの実行を繰り返す。
foreach
指定したリストの各々(=each)の要素について、引き続くブロックを実行する。
next
ループ(loop=始点に戻る=繰り返し)内の処理をスキップ(skip=読み飛ばし)する。
last
ループから途中で抜ける。
if(hoge){hoge1}else{hoge2}
条件hogeが真のとき、ブロックhoge1を、そうではないときブロックhoge2を実行する。

変数

$hoge
スカラー変数
@hoge
配列変数。各変数は、$hoge[0]、$hoge[1]、$hoge[2]、・・・のように参照する。
%hoge
ハッシュ変数 a. k. a. 連想配列変数。各変数は、$hoge{"apple"}、$hoge{"orange"}、・・・のように参照する。
$_
特殊変数。foreachのリストの値や、ファイルハンドル<HOGE>から読み込まれた1行分の値が格納される。
$.
特殊変数。ファイルハンドル<HOGE>から読み込まれた1行分の行番号が値として格納される。
$!
特殊変数。システムエラーメッセージが格納される。

特殊な文字

\n
改行コードを表す。
\s
半角空白1文字を表す。
\t
タブ一文字を表す。
\s+
正規表現。1文字以上の半角空白の文字列を表す。

演算子

eq
文字列を比較する演算子。$hoge eq $hogehogeは、$hoge と $hogehogeが等しい時に真、そうでない時に偽となる。
ne
文字列を比較する演算子。$hoge ne $hogehogeは、$hoge と $hogehogeが等しくない時に真、そうでない時に偽となる。
++
インクリメント演算子。インクリメント=incrementは、増加という意味。変数の値を一つ増加する演算子。++$hoge、$hoge++を実行した結果は、$hoge = $hoge + 1と同じ。
==
数値として等しい
!=
数値として等しくない
<
左辺は右辺より小さい
>
左辺は右辺より大きい
<=
左辺は右辺より小さいか、または等しい
>=
左辺は右辺より大きいか、または等しい
<=>
0(等しい)か、1(左辺>右辺)か、-1(左辺<右辺)を返す。
lt
文字列として左辺は右辺より小さい
gt
文字列として左辺は右辺より大きい
le
文字列として左辺は右辺より小さいか、または等しい
ge
文字列として左辺は右辺より大きいか、または等しい
cmp
0(文字列として、等しい)か、1(文字列として、左辺>右辺)か、-1(文字列として、左辺<右辺)を返す。
&&
論理積。かつ。AND。
and
&&と同じ。
||
論理和。または。OR。
or
||と同じ。
!
否定。〜でない。NOT。
not
!と同じ
s/hoge/hogehoge/
置換演算子。hogeをhogehogeに置換。
tr/hoge/hogehoge/
変換演算子。hogeとhogehogeはリストと解釈されて、置換する。
=~
パタン結合演算子。置換演算子や変換演算子の対象となる文字列を指定する。

その他

STDIN
標準入力を表すファイル・ハンドル。標準入力は、通常はキーボードである。
STDOUT
標準出力を表すファイル・ハンドル。標準出力は、通常はディスプレイである。
sub
サブルーチンの宣言と定義。
return
サブルーチンが返す値を指定する。

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