プログラミングの学習を始めたばかりの初心者が、他人の書いた小規模のプログラムを読むときのコツを書きます。自分でコードを書くときにも、いつかは誰かが読むであろうと考えて、分かりやすいコードを書くようにしましょう。
プログラムの内容を理解するに先立ち、必ず読み取らなければならないことは、何というグローバル変数とサブルーチン(関数)が定義されているかということです。
プログラムの流れを理解するには、具体的なパラメータの値を想定して、自分がコンピュータになったつもりで、メインルーチンを辿っていくしかありません。パラメータの値が変わると、プログラムの流れがどう変わるかを読み取っていくことで、プログラムの内容が理解できるようになります。
グローバル変数やサブルーチンの名前をチェックする必要があるので、プログラムを行番号付きで印刷して赤ペンでチェックすると良いです。チェックの取りこぼしが減りますし、全体像が把握できる場合もあります。
何という名前のグローバル変数とサブルーチン(関数)があるかが暗記できてしまえば、印刷する必要はありませんが、なかなかそうはできないので、印刷して赤ペンでメモを書きこみながら読むのは効果的です。印刷しなくても、グローバル変数やサブルーチンの役割と機能をファイルにメモして行くというやり方でも、同様の効果があります。