参考文献トップページ駒の紹介

ルール説明

・ゲームは2人のプレイヤーにより、チェスボードの盤上で行われます。このゲームではコンピュータが相手となります。

・白が先手、黒が後手となり、プレイヤーは、交互に盤上にある自分の駒を1回ずつ動かします。

その時にトランプなどのようなパスをすることはできません。

・双方が1回ずつ動かしたときを1手と数え、自分の手番の時に、味方の駒の動ける範囲に敵の駒があればそれを取ることができます。

敵の駒を取った駒は、取られた駒のあったマスへ移動します。

・取られた駒は盤上から取り除き、チェスボードの右側(または左側)の手前に置きます。

(このゲームでは駒は盤上から取り除かれた状態でゲームが進みます。)

・いかなる場合でも、キングは敵の駒が効いている場所には移動することができません。

・チェスの駒は原則として他の駒を飛び越して移動することはできません。

ただし、ナイトとキャスリングは例外となっています。

キャスリングとはチェスのルールの一つで、キングとルークを一手で同時に動かす特殊な手を指します。

キャスリングをするのにはいくつかの条件があります。

1.キングとキャスリングさせる側のルークが、ともに初期配置から動いてはいけません。

一度でも移動させてしまった場合、たとえ元の場所に戻してもキャスリングする事はできません。

特にキングを動かすと、そのゲーム中はキャスリングできなくなります。

キャスリングに関係ない反対側のルークはどんなに動かしても問題はありません。

2.キングとキャスリングさせる側のルークの間に、他の駒がいてはいけません。

どちらの側のキャスリングも、駒を飛び越えて行う事はできません。

邪魔をしている駒を移動させるとキャスリングは可能になります。

3.現在キングがチェックされていてはできません。

キャスリングでチェックから逃れる事は禁止されています。

この場合キングが移動する以外の方法でチェックを防げば、キャスリングする事ができます。

また、チェックの制約はキングだけですので、ルークは攻撃されていても特に問題はありません。

4.これからキングが通過するマスに、敵駒の筋が効いていてはいけません。

キングが通過するマスも、キャスリング直後のマスも安全でなければキャスリングをすることはできません。

この場合も敵駒の筋を一旦解消すれば、その間にキャスリングは可能となります。ルークが通過するマスは対象にはなりません。

ポーンに関する特殊なルールもあります。

一つ目は昇格、プロモーションと呼ばれるものです。

ポーンはボードのいちばん向こうのマスまで行くと別の駒に変わることができます。

ポーンはどの駒にも成れますが、通常は動きの大きいクイーンになります。今回のゲームではすべてクイーンになります。

また、昇格できるのはポーンだけです。

二つ目はアンパッサン(フランス語で「通過中」の意)と呼ばれるものです。

ポーンが最初の位置から 2 マス進み、相手のポーンの横に止まった時(言いかえると相手のポーンの効いているマスを飛び越えた時)、

相手のポーンは動いたポーンが 1 マス動いた時と同じように取ることができます。

この特別な取り方はポーンが 2 マス動いた直後の手でしかできず、それ以降は取る権利がなくなります。


・相手のキングを自分の駒の効きに入れる手を「チェック」と呼び、チェックをかけ、相手が次の手でチェックから逃れることのできない状態を「チェックメイト」と呼びます。双方のプレイヤーは、相手のキングをチェックメイトすることを目指します。今回のゲームでは「チェック」の合図はありません。

三回同じ盤面になるとドローとなり引き分けになります。

これら以外にも細かなルールは多いですが、このゲームで適用されるルールは以上となります。

ゲームの勝敗は、相手をチェックメイトするか、ドローとなり引き分けになるかのどちらかです。