「記念論文集・講座もの・企画もの」の収録論文と『法律時報文献月報検索サービス』
『法律判例文献情報CD-ROM』で試したのと同じ例を調べてみました。まずは、記念論文集について、中村睦男教授の論文を例に試してみましょう。
〈1〉中村「私学助成の合憲性」・・・○
〈2〉中村「憲法と男女平等」・・・×
前者は芦部信喜先生の還暦記念論文集、後者は同じく芦部先生の古稀祝賀(論文集)です。かつての『法律判例文献情報CD-ROM』と同様、ヒットしたのは、なぜか〈1〉だけでした。つぎに、講座ものについて、高見勝利教授の論文を例に試してみましょう。
〈3〉高見「デモクラシーの諸形態」・・・×
〈4〉高見「西ドイツの憲法裁判――憲法訴訟手続を中心に」・・・○
〈5〉高見「代表」・・・×
〈3〉は『岩波講座現代の法』、〈4〉は『講座憲法訴訟』、〈5〉は『講座憲法学』に収められているものです。『法律判例文献情報CD-ROM』では、〈3〉と〈4〉がヒットしました。〈5〉は『講座憲法学』の第5巻に収録されていますが、書籍として『法律時報文献月報検索サービス』に載録されているのは、第1巻、第3巻、第4巻、別巻だけのようです。
『ファンダメンタル憲法』(有斐閣・1994年)については、当初の『法学教室』連載時の書誌情報として例えば〈7〉「条約の国内法的効力(ファンダメンタル憲法20)」がヒットするのは『法律判例文献情報CD-ROM』と同じです。『法学教室』誌上には掲載されていないが単行本化された『ファンダメンタル憲法』には収録されている中村「内閣の衆議院解散権」がヒットしないのも同様です。
しかし、『法律時報文献月報検索サービス』では、単行本化された『ファンダメンタル憲法』もヒットしません。
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〈齊藤正彰@北星学園大学〉