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判例データベースは重判が嫌い?
*以下の記述は、2006.1.17当時のものです。「LEX/DBインターネット」については、現在は改善されています。
毎年6月に刊行される、ジュリスト臨時増刊の「重要判例解説」ですが、少々気になることがあって、調べてみました。
TKC法律情報データベース「LEX/DBインターネット」で検索してみたところ、 近年の重判に掲載された判例評釈が漏れているようです。
「LEX/DBインターネット」の「判例総合検索」データベースでは、検索した判例についての「評釈所在情報」が表示されます。
平成16年度重判に掲載された判例評釈の場合、憲法判例10件(最高裁5、高裁1、地裁4)のすべてについて、「LEX/DBインターネット」の「判例総合検索」データベースの「評釈所在情報」欄には載録されていませんでした。
平成15年度重判でも、憲法判例12件(最高裁7、高裁2、地裁3)のすべてについて載録されていませんでした。
平成14年度重判でも、憲法判例12件(最高裁10、高裁1、地裁1)のすべてについて載録されていませんでした。
平成13年度重判では、一転して、憲法判例13件(最高裁4、高裁5、地裁4)のすべてについて載録されていました。ただし、憲法3の○2東京高判平成13・8・20と憲法9の○2最判平成13・11・22については、重判が載録されているのは日本評論社提供情報だけで、第一法規提供情報では重判が漏れていました(他の憲法判例では、第一法規・日本評論社双方の情報がある。ちなみに、憲法判例のうち、1項目で2件の判例が取り上げられているのは憲法3と憲法9のみ)
「LEX/DBインターネット」の判例評釈情報は、TKCの独自情報ではなく、第一法規と日本評論社から提供されたものです。したがって、「LEX/DBインターネット」で表示されないということは、「判例体系」でも「法律時報文献月報検索サービス」でも駄目であろうと思われます。
・・・と思ったのですが、重判に掲載された判例評釈のいくつかについて試してみたところ、「法律時報文献月報検索サービス」では、平成16年度と平成14年度の重判掲載評釈は載録されておらず、平成15年度と平成13年度のものは載録されているようです。
「法律時報文献月報検索サービス」の「『判例評釈』検索」において、「評釈掲載誌指定」でジュリスト1291号と1246号に掲載の判例評釈を検索してみましたが、0件でした(1224号は97件ヒットする。1269号は号数を指定数すると0件だが、ジュリスト臨増で検索すると出てくる)。ちなみに、ジュリスト1292号(平成16年度重判の次の号)に掲載の判例評釈を検索すると、8件ヒットしました。
「法律時報文献月報検索サービス」の「『文献』検索」において、「出典名指定」で検索してみると、ジュリスト1291号(平成16年度重判)、1269号(平成15年度重判)、1224号(平成13年度重判)は、1件だけヒットします。つまり、「重要判例解説」として「まとめ取り」されているようです(「まとめ取り」でも、表示される情報には差違がある)。しかし、1246号(平成14年度重判)は0件です。
「法律時報文献月報検索サービス」の「『総合』検索」において、「出典名指定」で検索してみると、ジュリスト1291号、1269号、1246号は上記の「『文献』検索」と同じ結果ですが、1224号は98件ヒットします。「『文献』検索」の結果として表示された「まとめ取り」の情報だけではなく、個々の評釈の情報も表示されます。
「LEX/DBインターネット」の「判例総合検索」データベースの「評釈所在情報」欄では、法学教室別冊「判例セレクト」、判例タイムズ臨時増刊「主要民事判例解説」、法律時報別冊「私法判例リマークス」などは載録されているようです(未確認)。ジュリスト増刊「最高裁時の判例1公法編」も載録されているものがありました。
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