講義のねらい
ミクロ経済学入門
経済学の基礎理論をミクロ経済学とマクロ経済学に分けて,この科目ではミクロ経済学を取り扱う.ミクロ経済学は個々の企業や家計などの行動に焦点を当てながら市場経済の機能を探ることを課題としている.この講義では初歩的な知識を得ることを目的とし,用語や概念,基本的な前提や仮定について述べる.全般的に抽象的な議論が多い.図や数式を使って説明されるものも多い.授業は後期に週二回づつ行い,おおよそ下記のように展開される.教科書は各自で購入してほしいが,参考図書は買わないでよい.図書館の閲覧室に指定図書として何冊かを置くので,そこで借りて読めばよい.公務員志望者にこの講義を勧めたい.
授業の流れ
経済学の基本問題
ミクロ経済学における基本概念
需要・供給とその応用
消費者の選択
消費者行動と需要分析
消費者理論の拡張(労働供給・貯蓄)
生産と費用
生産者の選択
競争均衡と効率
非完全競争市場
ゲーム理論の基本概念
ゲーム理論から非完全競争市場をみる
情報経済学
外部性と公共部門
資産の運用
成績評価・注意事項
期末試験により評価する.
参考書
西村和雄著,「現代経済学入門 ミクロ経済学」岩波書店(2500円)
J.E.Stiglitz著,藪下史郎他訳「スティグリッツ ミクロ経済学」東洋経済新報社(4500円)
伊藤元重著,「ミクロ経済学」日本評論社(3000円)
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