ストーリーブック・グレン(Storybook Glen)

  ここストーリーブック・グレンは、アバディーン市内にある施設であるが、我々が住むドン川沿いではなく、ディー川沿いにあり、自宅から約15マイル、約30分の距離のところにある。
  ここは20エーカーの敷地内に民話や童話、子供向け物語などのキャラクターが置いてあるテーマパークである(テーマパークといったって、ディズニーランドを想像してもらっては困る。ディズニーランドはテーマパークではなく遊園地だ)。自然の地形を生かした園内はとにかく広い。訪れたときは、あいにく雨が降る天気で、早足で見て回ったのだが、すべてを見るのに1時間半もかかったほどだ。

  さて、置いてあるキャラクターは100を超える。わかるものもあれば、まったく知らないキャラクターもある。どうやら、スコットランドや英国のみならず、ヨーロッパ各地の民話なども題材になっているようである(ノルウェーのトロルなどもあった)。また、小動物などもいて、子供達を飽きさせない。

  一言でいって、その発想やよし、である。これだけ広大な土地に、物語の登場人物が点在しているので、一つ一つ物語を思い出したりしながら園内を歩くことができる。しかし、どうもいただけないのは、現在でも活躍しているキャラクターがまったく似ていないことである。たとえば、テレタビーズ、機関車トーマス、ポストマンパットなどは、遠くからでもそれと見分けが付く。そこで、駆け寄ってそばで見ると、似て非なるものであることが判明する。


雰囲気は出ているけど、まったく似ていない・・・

  また、物語の登場人物は、一様に顔の作りがお粗末である。ほとんど石こうのようなもので形成しているようだが、『もうちょっと上手に作ったらいいのになあ』と思わずにはいられない(もっとも、あまりにリアル過ぎてもちょっと恐くなるので、そんな程度でいいのかもしれないが)。


何故かこれも人気者
   
どこからともなく現れて茂みに消えた鳥(何という鳥でしょう?)

  とはいえ、お天気のいい日に、弁当持参で、のんびり一日を過ごすには最高の場所であることには違いがない。

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