北星人の置きみやげ


部屋に運んだ備品

 過去に大外に赴任された諸先生が使用していた品々は、大外での北星学園大学の備品として保管されている。

 出発前から、備品があることは数人の先生からお聞きしていたので、入手しなければならないなとは思っていた。2年前に赴任されたS先生によれば、それらはSG先生が保管しているハズとのことだった。したがって、北星から赴任した教員がいるとの情報がSG先生の耳に入れば、持ってきてくれるかなと思っていたこと、仮に持ってきてもらわなくても、食事には事欠かないこと、などによって、備品の引き取りのために行動したのは、大連到着後、1ヶ月になろうとしていた頃であった。

 しかし、当の本人は現在岡山商科大学で研修中であることがわかった。結局、SG先生に連絡がとれ、備品の所在が確認されたのは3月28日だった。それは日本語学院の2階の一室(220室)に保管されていた。
 備品は、5つの箱とポリバケツだった。

 その場で箱の中身を確認すると、箱の一つはガスレンジであり、これは小生の部屋には備え付けられていたので、それだけを残して、同行の学生(男子3名、女子1名)に手伝ってもらって部屋まで運んだ(つまり箱4つとポリバケツ)。

 箱の中身は、実に様々であった。食器類は丁寧に紙で保護されて入っていた(S先生、まめー!)。

 部屋に運び込まれた品々は次のようなものだった。

【大箱】 ケトル(2.5L) ティーセット(ポット1、カップ6)
ディスクスタンド 壁掛け時計
炊飯器(3L:一升炊き) 延長コード(3口ソケット付)
靴べら
【中箱】 ふた付なべ ふた付ミルクパン
フライパン ボウル
ザル(大・中・小) 各1 テーブルクロス
針金ハンガー
【小箱】 三角コーナー 石けん置き
取っ手付たわし スポンジ
包丁栓抜きセット おろしがね
スリッパ ちりとり
バスケット チョーク(白・赤・黄) 各1箱
黒板消し 洗濯ロープ(洗濯ばさみ入り)
電池等が入っている箱
【陶器類箱】 レンゲ(大1、小4) はし 10
おたま等 スプーン
フォーク バターナイフ
皿(大4、中3) ティーカップ
ティーソーサー 小鉢
サラダボウル 茶碗
急須 グラス
マグカップ ティーポット
お椀
【ポリバケツ】 ポリバケツ 電気ポット

 食器類はすべて取り出し、すべて洗って念のため熱湯消毒(洗いながら、英国でフラットを借りた時を思い出してしまった)。それらを食器棚に納めた。他の備品もしかるべきところに配置した。

 ぼんやり眺めていると、それらを使いたくなってくるから不思議だ。今まで一ヶ月以上、自分で何かを作るという作業はしていなかったが、これから何度か料理を作ることになるのだろうか(カレー程度だろうな、きっと)。

先輩諸氏への追伸:電池などが入っていた箱の中に、薬が入っていました。もう期限切れですので処分させていただきます。[31/Mar/2002]

【置きみやげ:追加】
 箱4個とポリバケツは、3年生の男子4名に手伝ってもらって、再び日本語学院棟に運び込んだ。
 運ぶ途中、「先生の荷物なのにどうして置いていくのですか?」と質問された。かくかくしかじかと説明。
 備品の管理は、4階印刷室の男性職員が行っていて、彼に伴われ備品庫へ。
 備品庫として使っている部屋は、日本語学院1階120室に変更になっていた。
 運び込んだ箱とポリバケツは、その部屋に備え付けられていた食器棚のような棚の天板の上に置かれた。

先輩諸氏への追伸: 先輩諸氏の置きみやげに、次のものを追加しました。そして、箱も二つほど新調しました(といっても小生が持ってきた箱ですが・・・)。

ラジオ(ただし短波は聞くことができません)
目覚まし時計
どんぶり(でもゆがんでる!)
樹脂製まな板
包丁
箸(未使用を含む) 10
はさみ
ステイプラーとその針
けん玉(ヒマなときにどうぞ)
セロテープ

 

【付記:18/Jul/2002】 

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