Introduction to JavaTM


  1. Javaのプログラムを作るための利用環境

    • UNIXを利用する場合

        JDK(Javaコンパイラ javac を含む)を利用するためにCシェル利用環境を設定する。手順は以下の通り。
      • 各自のホームディレクトリにある環境設定ファイル ".cshrc" をテキストエディタで開く
          (host名)% em .cshrc
      • 次のような行を捜す。
          set path = ( ..... ..... )
      • 複数あるので、その最後に、次のような1行を挿入する
          set path = ($path /pub/bin/java/bin)

        これは、コマンドを捜すためのパスおよびその順序を設定する。pathとディレクトリおよびディレクトリ間は空白で区切る。

      • 次のような行を捜す。
          setenv MANPATH 'usr/ucb/man: ..... .....
      • 複数あるので、その最後に、次のような1行を挿入する
          setenv CLASSPATH /pub/bin/java/lib/classes.z

        これは、Javaのクラスライブラリの環境変数 CLASSPATH を設定する。

      • ファイル".cshrc"を保存し、エディタを終了する。
      • 変更後のCシェル環境設定を有効にする。
          (host名)% source .cshrc
      • 以上の設定は最初の一度だけで結構です。
      • JDKがインストールされているコンピュータにログインする。99年4月現在は、 lynx, cyg のどれでもOKです。

    • Windows 95/2000 (MD-DOS) を利用する場合

        各自のパソコンにJDKがインストールされているディレクトリ(フォルダ)を確認する。最新の実習室(第2,6,7)の場合は %ProgramFiles%\jdk1.3.1\bin (C:\Program Files\jdk1.3.1\bin) にある。以下では、C:\JAVA\BIN にあるとします。

      • MS-DOSプロンプトを開く(2000の場合はコマンドプロンプト)
          C:\WINDOWS>
          (カーソル ■が点滅している。"C:\WINDOWS"の部分はカレントディレクトリといって,現在のディレクトリが表示される)

      • Javaの開発環境JDKを利用するための環境設定をする。次のコマンドを入力して、コマンドを捜すためのパスおよびその順序を設定する。
          C:\WINDOWS> path C:\JAVA\BIN;%PATH%

      • コンパイル作業をするディレクトリに移る。次の各コマンドを入力する。

          ハードディスクのC:\WINDOWS\TEMPディレクトリで作業するなら
          C:\WINDOWS> CD C:\WINDOWS\TEMP
          C:\WINDOWS\TEMP> ■

          3.5インチFDで作業するなら、FDを挿入してから、
          C:\WINDOWS> A:
          A:\> ■

      • コンパイルは現在のディレクトリで行なって下さい。ハードディスクで作業した場合は作成したプログラムは後で各自のFDなどに保存することを忘れずに!
        以上の設定はMS−DOSプロンプトを開くとき毎回行なう必要がある。もしそれが面倒なら次のようなMS−DOS用バッチファイルを作成して各自のFDなどに保存しておくとよい。

      • JDKの環境設定のための作業を自動化するスクリプト・ファイルの作成

        • 秀丸かメモ帳を開く
        • 次のスクリプトを作成する。
            rem Javaの利用環境
            @ECHO OFF
            PATH C:\JAVAK\BIN;%PATH%
            CD C:\WINDOWS\TEMP
            PATH
            コメント行
            コマンド行の内容表示をOFFにする


            パスの内容を表示する
        • ファイル名を例えば"javaset.bat"(形式は必ずBAT)として、各自のFD(A:)または各自のNetWare(J:)またはWindowsNT(U:)のホームディレクトリに保存する。

      • これがJavaの利用環境を設定するスクリプト(バッチプログラム)になる。これを利用するには、FDに保存してある場合なら、次のような手順になる。
        • MS-DOSプロンプトを開く(カーソルが点滅している)
            C:\WINDOWS> ■
        • 次のコマンドを入力して、コマンドを捜すためのパスおよびその順序を設定する。
            C:\WINDOWS> A:\javaset

  2. Javaのプログラム(アプレット)を作る手順

      アプレットとは、HTMLファイルに記述してWWWのブラウザで表示したり動かしたりできるJavaのプログラムのことです。
      例題として「ブラウザに文字と色の領域を表示するアプレット」を作成してみます。

    • アプレットを作る作業の流れ
      1. テキストエディタでJavaのソースファイルを作成
        • Hellow.java
        • RedArea.java
        • Telnetを開き、orionかleoかlyraかursaにログインする。(1つ目の窓)
            (orion)% em Hellow.java
      2. JavaのソースファイルをJavaコンパイラで翻訳(Javaのバイトコードを生成)
        • 別のTelnetを開きJDKがインストールされているlynxにログインする。(2つ目の窓)
            (orion)% rlogin lynx
            (lynx)%
        • ソースファイル"Hellow.java"をJavaコンパイラ"javac"で翻訳
            (lynx)% javac Hellow.java
        • コンパイルエラーが出れば1つ目の窓でソースファイルを修正してから、再度、翻訳し直す。
        • エラーが出なければJavaのバイトコードが"クラス名.class"というファイル名で生成される。次のコマンドで確認
            (lynx)% ls -l Hellow*
            (lynx)% Hellow.class Hellow.java Hellow.java~

            などと表示される(Hellow.java~はバックアップファイル)
      3. アプレットを呼び出すHTMLファイルを作成
      4. アプレットを表示するAppletViewerでアプレットを実行し、動作を確認。
        • 次のステップでアプレットの実行動作を確認できるので、AppletViewerでの確認は省略可能です。
        • Telnetの窓ではAppletViewerを起動できない。GUI対応のX-Window等が使えるコンピュータを利用すること。
        • MS-DOSプロンプトの窓ではAppletViewerを起動できる。
            C:\WINDOWS\TEMP> appletviewer JavaSample.html
      5. HTMLファイルをWWWブラウザで表示するとアプレットが実行される。

          すでにステップ3で表示してみた通りです。

        • 後始末として、2つ目の窓で lynx からログアウトする。rloginで接続していた場合は元のコンピュータに戻ります。
            (lynx)% exit
            (orion)%

  3. Java StudioでJavaプログラムを作る

    • Java Studioは第3、第4実習室のパソコンで利用できる。
    • Java Studioは、DelphiのようなGUI環境のJava開発ソフトです。

  4. FAQ

©T. Katayama, Last updated :