1. Excelの入力と計算の基本
1.5. 日付と時間の計算
Excelでは日付と時間も計算の対象になる。これにより,毎日の勤務時間や勤務日数の合計を求めたり,給与振込み日が銀行の休日なら翌営業日に変更するような計算もできる。
Excelは「シリアル(serial)値」という特別な数値で日付や時間のデータを取り扱って日付や時間が計算を行っている。
シリアル値では,日付は基準日を1990年1月1日とし,そこを「1」として以降は1日で1ずつ増える通算日数で管理されている。
時間は当日の午前0時を起点にそこを「0:00」として24時間で1ずつ増える連続した数値(実数)で管理され,標準では24時間経過した翌日で「0:00」の表示に戻る。
従って午前6時は「0.25」に,6時間も「0.25」というシリアル値で表される。
Excelでは,Cellは"相対参照"される。相対参照とは,数式をcopyすると数式のあるCell(copy元)とcopy先のCellの位置関係
を基準にして,数式の参照Cell番地が相対的にずれる(shift)という仕組みである。数式によっては参照しているCell番地がずれると正しい結果
を得られなくなったり,参照先が「空白」等でerrorが出るという訳である。ここでは,参照するCellを固定してセル参照する(これを"絶対参照"という)skillを身につけよう。
次の表は,インターネット(Internet)とPC(Personal Computer),およびInternetへのBroadband(広周波数帯域、ブロードバンド)接続の人口普及率の国際比較である。
InternetについてはITUと総務省のデータ(data)を収録している。総務省のデータには日本を含め一部の国のデータには携帯電話によるInternet接続も含まれている。
参照:
1)ITU"Internet indicators: Hosts, Users and Number
of PCs"
http://www.itu.int/ITU-D/ict/statistics/at_glance/ の「2002年版」より作成
2)総務省「情報通信白書
平成15年度版」より,図表�Εぅ鵐拭璽優奪反邑�普及率50%以上の国
図表��ブロードバンド契約数の国際比較(上位15か国・地域),図表��ブロードバンド世帯普及率の国際比較
3)ITU
「Strategic Planning Workshop on Promoting Broadband Background Paper」、
4)「Year
book of Statistics Telecommunication Services 1992〜2001」 により作成
5)総務省「平成14年通信利用動向調査」,NUA社調べ(2002年度末の同社HP上での数値)等により作成
練習1:
上の表で,Internetの人口普及率(B列)の順位を表示してみよう。RANK関数を使えば,指定したCell範囲の中での順位を求めることができる。この場合,順位を求める対象となる全体のCell範囲が固定していないと,数式をcopyしたときに正しい結果が求められない。
参照するCell範囲を固定するには,列番号と行番号の前に「$」記号をつける。
- 順位を求める列をI列とし,「順位」と「インターネット」という項目名を入力
- 韓国の順位を求めるために,Cell「I4」を選択し,「関数wizard」利用して"RANK"関数を選ぶ。下の図のように引数を指定
- 範囲の引数で"$B$4"とするには,"B4"にmouseをpointして,Function key "F4" を使う。
メモ:
Cell参照でFunction key "F4"を押すと,Cell参照が"$B$4"⇒"$B4"⇒"B$4"⇒"B4"のように変わる。
- Cell「I4」に韓国の順位が求まったら,このCellの数式をCell範囲「I5:I27」にcopyし,ロシア(Russia)や中国までの順位を求める
- 同様に,PCの人口普及率と人口の順位を,それぞれJ列とK列に求めてみよう。
参照するCell,またはCell範囲を固定する
練習2:
相対参照と絶対参照を使い分ける。I列の数式をJ列にcopyしてPCの人口普及率を求められるようにしてみよう。
- 相対参照と絶対参照を使い分ける。
条件付き書式の指定の仕方
練習3:
インターネット人口普及率の表で,普及率の第一位のCellに自動的に色を付ける。
- 書式メニュー
- 条件付き書式
- セルの値が,次に等しい
- 最高点を指定したいので,MAX関数


Cellの書式だけをcopyしたいなら,「形式を選択して貼り付け」から”「書式」を選び,
コピーしたいCellが計算結果だけでよいなら,「値」(値のみ貼り付け)”を選ぶ。
参考文献
1) 日経PC21 2003年7月号 p.28 "エクセルの「疑問・難問」一挙解決!
2) 日経PC21 2004年11月号 p.30 "エクセルの「操作のイライラ」全面解決!