JavaScriptとは?
JavaScriptの開発と変更:

    Webブラウザによるスクリプト言語の採用は,Netscape Navigator 2.0のbeta版まで遡ります。JavaScriptの開発元はNetscape Comunications社とSun Microsystems社ですが,現在,JavaScript1.5版までが公開されています。
    JavaScriptの標準化はECMA (European Computer Manufacture Association) で行われており,ECMA-262(現在は3版)という言語仕様が規定されている。

  • JavaScript 1.3
    ECMA-262 (ECMA Script) の1版と互換性がある,文字コートの扱いがUnicodeになった。Netscape 4.0, Internet Explorer 4.0 以降のWebブラウザで対応している。
  • JavaScript 1.5
    ECMA Scriptの3版と完全互換性がある。DOM (Document Object Model) の制御方法も規定されているので, DOM対応のWebブラウザやHTML,SytleSheetなどのあらゆる要素をJavaScriptを使って操作できる。 Mozilla 1.0(June 2002)やNetscape 6.0/7.0およびInternet Explorer 5.0/6.0 以降のWebブラウザで対応(IEの場合はほぼ対応)している。

Dynamic HTMLの基本書式構造

    Dynamic HTMLとは,Webページに対話性を持たせる等の新たな要求に対応するためのHTMLの機能拡張の総称です。次のような機能が実現できます。ただし, Webブラウザによって標準仕様への対応が異なる場合は、対象とするWebブラウザ別に記述する必要がある。

  • ページを更新せずに,文字の色やサイズやスタイルを変更できる (Dynamic Fonts, Style Sheets, Dynamic Style)
  • Webページ上のすべての要素をオブジェクトとして扱い,アニメーションのように動かすなど自由に操作できる (DOM)
  • 文字列やマルチメディア・コンテンツの変更,更に,質問や要素の変更などの結果を得ることが,WWWサーバにアクセスし直すこと なく できる (Dynamic Contents)
  • HTML文書内にある各要素を任意の位置に配置することができる (Positioning)

JavaScriptの基本書式

  • JavaScript 1.3のスクリプト:
      < script language="JavaScript1.3" >
      <!--
        JavaScript 1.3 の文;
        ...
      //-->
      </ script >
  • Mozilla や Netscape 6.0以降での基本書式
    • ECMA Scriptをはじめ,HTML4.0x,CSS,XML,DOMなどの多くの標準化仕様の採用と,それらとの100%互換を目指す動向になっている。 HTML4.01, XHTML 1.0以降の仕様に従うのならJavaScriptの基本書式は次のようになる。
        < script type="text/javascript; version=1.3" >
        <!--
        ここで, type属性ではJavaScriptのバージョンを指定することはできない。
          JavaScript 1.3 または 1.5 の文;
          ...
        //-->
        </ script >

        また,<HEAD> ... </HEAD> 内に次のような <META> の設定を行ってスクリプト言語を指定する必要がある。

        < meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" >


updated:

T. Katayama, (Inst. Information systems, Uni. Hokusei-gakuen), Sapporo, Jpn