Software I (1997-)
Delphi 00
Delphiの環境設定
- Delphiの統合開発環境
- Delphi 2.0版の場合(1996-)
- 統合開発環境 (IDE)
- メニューウィンドウ(コンパイル,デバッグ,実行,保存,...)
- フォーム
- コードエディタ
- オブジェクトインスペクタ(オブジェクト,イベント)
- コンポーネントパレット
- スピードバー
- ...
- IDEの環境設定
- 環境のオプションを開く
- 主メニューで[ツール(T)]を選択
- ツールのメニューで[オプション(O)]を選択,
- これでダイアログボックス[環境のオプション]が開く
- 環境の設定
- ダイアログボックス[環境のオプション]から[設定]のページを選択
- 保存の対象グループにある, [デスクトップとシンボル情報]をチェックボックスをオンにする
(クリックしてチェック印を付けること, を以下の説明では単位「オンにする」と略す)
- 自動保存グループの設定はオフのままでよい
- フォームデザイナーは[コンポーネントのキャプションを表示]がオフ, 他はオンにする, 数字は変更しない
- デバッググループにあるチェックボックスはすべてをオンにする
- コンパイルグループにある, [コンパイルの状況(C)]をオンにする
- ボタン[OK]を選択する
- 他のページは元のままでよい...
- 以上の設定は特にDelphiシステムの異常が起きない限り4月に一度行なっていけばよい
- プロジェクトとディレクトリの管理
- プロジェクト
- 1つのアプリケーションプログラムを構成するファイルの集合をプロジェクトという
- ファイルの種類
- *.dpr = プロジェクトファイル
- *.pas = ユニットファイル
- *.dmf = グラフィカルフォームファイル
- *.res = リソースファイル
- *.opt = プロジェクトオプショナルファイル
- *.~xx = 各種バックアップ用ファイル
- ... = ...
- *.dcu = ユニットオブジェクトファイル
- *.exe = 実行形式ファイル
- プロジェクトのディレクトリ
- これらのファイルはデフォルトではDelphiのシステムファイルのディレクトリに保存される, しかもDelphiの利用状況によって分散して保存してしまうことが多い.
- プロジェクト専用のディレクトリを作成する
- フロッピーディスクに作成しょう
- ドライブ名は A: とする
- ルートディレクトリ ( A:\ ) に作成する
- Windows95ではディレクトリはフォルダと呼ばれている
- プロジェクトの入力と出力を分けよう
- 出力ディレクトリの作成(最初に一度でよい)
- A:\Delphi.exe
- ここにアプリケーションの完成品を保存する
- 入力ディレクトリの作成(最初に一度でよい)
- A:\Delphi.src
- アプリケーションの材料(入力ファイル)をすべてここに保存する.
プロジェクトの開発中に参照するファイルはすべてここにあるという環境で作業する.
- プロジェクトの開発と専用ディレクトリ
- ---開発の流れと利用するディレクトリ---
- プロジェクトの設計
- Delphiを起動し, 新規プロジェクトを開く
- プロジェクトを新しく作成する時, あるいは修正して別のプロジェクトを作成するとき, 毎回必ず次のプロジェクトの環境設定をする.
- プロジェクトの環境設定
- ---手順---
- 主メニューの[プロジェクト(P)]を選択, プロジェクトメニューの[オプション(O)]を選択
- ダイアログボックス[プロジェクトの設定]が開く.
ここで[ディレクトリ/条件]のページを選択
- ディレクトリグループの出力ディレクトリ(O:)を
- A:\Delphi.exe と指定する
- ディレクトリグループの検索パス(S:)を
- A:\Delphi.src と指定する
- チェックボックス[デフォルト]をオンにする
- ボタン[OK]を選択する
- フォームの記述
- プログラムコードの記述
- フォームとプログラムコードを記述して少しでもプロジェクトの部分がまとまったら, 早めに次のプロジェクトの新規保存をする
- プロジェクトの新規保存
- ---手順---
- 主メニューの[ファイル(F)], [プロジェクトに名前を付けて保存(E)]の順に選択
- ユニット(Unit1, Unit2, ...)に名前を付けて保存
- ユニットの名前を決める
- ファイル名(N:)にユニットの名前を記入する, ".pas"はシステムが付けてくれるので記入しない
- 保存するディレクトリ(保存する場所)は, 3.5インチFD(A:)ドライブのA:\Delphi.src に変更する
- ボタン[保存(S)]を選択
- プロジェクト(Project1, ...)に名前を付けて保存
- プロジェクトの名前を決める. ユニットと同じ名前は付けられない.
- 保存するディレクトリは, A:\Delphi.src になっていることを確認する. そうでなければここに変更する.
- ファイル名(N:)にプロジェクトの名前を記入する, ".dpr"はシステムが付けてくれるので記入しない
- ボタン[保存(S)]を選択
- 新規保存しようとした時, すでに同じ名前のファイルがあると, 上書きするか・否か問合わせがある. 上書きしたくなければ, [いいえ]を選択して別の名前を付ける.
- ---これでプロジェクトの開発の準備は完了である.---
- (コンポーネントの追加, イベントの記述)
- (オブジェクトの追加, イベントの記述)
- プロジェクトのある部分がまとまったら, いきなりコンパイルに移る前に, プロジェクトの保存をする. その方法は上の新規保存と同じ手順でよく、だたし名前は現在のままにしておく
- プロジェクトのコンパイル
- ここでエラーメッセージが出たら, プロジェクトの環境設定とプロジェクトの新規保存の手順をもう一度行うとよい.
- プロジェクトの実行
- プロジェクトの実行検査
- Delphiの終了
- プロジェクトが完成したらDelphiを終了する
- 主メニューの[ファイル(F)], [すべて閉じる(L)]の順に選択
- メモリ配置エラーが出ることがある. プロジェクトの環境設定が変更され, 正しくない為である. 気にせず [OK]ボタンを選択
- 主メニューの[ファイル(F)], [終了(X)]の順に選択
- アプリケーションプログラムの配布
- プロジェクトが完成したら出力ディレクトリにある2つのファイル(多くの場合は実行形式ファイル*.exeのみでよい)がアプリケーションとして配布できるソフトウェアである.
- プロジェクトが完成したら出力ディレクトリにあるファイルはそのサイズが大きくフロッピーに保存しにくいので削除してもよい.
何故なら入力ディレクトリにあるファイルの集合があれば再構築できるから.
1998/04/23 T. Katayama