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中村 浩(ナカムラ コウ)教授

プロフィール

顔写真

担当科目
心理学1、心理学2(各数字はローマ数字)、発達心理学、社会心理学、カウンセリング論、生活心理学研究法、生活創造専門演習、生活学基礎演習

研究分野
運動事象知覚およびその発達

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研究室紹介

短期大学部生活創造学科の中村です。私の研究室について紹介させていただきます。

研究室は大学第2研究棟の4階の一番奥の右側(南側)にあります。この研究室の窓からは、夏は野球グラウンドの芝生の緑が、冬はその一面に降り積もった雪の白が眼に飛び込んで、毎朝爽快な気分にしてくれます。部屋のドアを開けるとそのドアに隠れるようにして2台のギターアンプが置かれています。短大が南4条校地から大谷地に移転した際、廃棄の憂き目に会う寸前のものを貰い受けてきたものです。このアンプにつなぐギターは、フェンダー・ストラトキャスター・エリック・クラプトン・モデルで、これは部屋の奥のケースの中に眠っています。普段、出番はあまりないのですが、必要に応じて短大教員によるバンドが編成されます。メンバーはドラムスに吉田先生、ベースに内山先生、リードギターにポープ先生、私はいなくても何とかなるサイドギターを担当します。そのバンドを評して多くの人は「ポープとコミックバンド」と呼んでおりますが、実は私たちが一番そう思っているのです。

ところで、研究室のドアを開けてもすぐに私の姿を見ることはできません。昼寝をしているところを見られてはまずいので書庫を二つ重ねて目隠しにしています。(実は、いびきが大きいのですぐにばれてしまうのですが)その書庫の向こう側に大きな作業用テーブルとノートパソコンが置かれた机とパソコンラックに三方を囲まれた狭い空間があり、そこに置かれた椅子に座ってうとうと、ではなくてパソコンとにらめっこしているのが私です。パソコンラックに設置されたMacintoshは、教育および研究用など全般的に使っていますが、ノートパソコンは学会発表や講義用あるいはBGM用として用いています。私が短期大学部で担当している授業は、心理学、発達心理学、社会心理学、カウンセリング論、生活心理学研究法、演習などですが、A館の各教室にはパソコン用プロジェクタが装備されているので、授業でもノートパソコンを利用することが多くなってきました。従来でしたら黒板に書いていた文字もパソコンでスクリーン上に写すようになったので、授業の進み具合が速くなるという利点があります。その他、写真やグラフなどの資料を提示したり、知覚心理学での動きを伴ったアニメーション刺激などを提示する時に便利であるというような利点はあるのですが、学生からは資料の提示が早すぎてノートに書き取るのが間に合わないというお叱りをよく貰います。

授業の様子

  • 授業風景
  • 授業風景

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現在の研究課題

私はこれまで、動きの知覚およびその発達について研究してきたのですが、今回は、現在私がはまっている研究について少し紹介させていただきます。

皆さんの中で、今までアニメーションを見たことがないという人はいないと思いますが、その動き方によっては人の動きとしては不自然な印象を受けたり、ロボットのような非生物的な動きの印象が得られたり、人間的で自然な印象を受けるなど、そこで得られる印象の多くはその動き方に依存しています。

では、ロボットなどの非生物的な印象を与える動きと人間や動物のような生物的な印象を与える動きとはどのように違うのでしょうか。私たちは、いったいどのような運動情報を手がかりとしてそれらを識別しているのでしょうか。現在、私は、この生物と無生物を区別する運動情報や人の動作の知覚に寄与している運動情報の研究にはまっています。研究の手法としては人を含めた実際の生物や無生物の動きをデジタルビデオで撮影し、その中から余計な情報を捨てて運動情報だけを点の運動として抽出し、それに対する知覚内容について調べるというものです。たった一つの点であっても、その動き方によって生物的か否かの違いをはっきりと知覚できますし、人のさまざまな動作やその時の感情などもこの運動情報によって知覚されることがわかっています。

研究は楽しんでやりたいというのが私のモットーですが、現在はこの研究に楽しみを見いだしております。興味のある方はこれまでに作った実験用のアニメーションの数々を見にきて下さい。あなたもはまるかも知れませんよ。

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著書・学術論文・業績

  1. はね返り係数が低い時の正面衝突事象に対する自然さの判断. 札幌医科大学人文自然科学紀要, 32, 1-6,1991年
  2. 2物体の衝突事象知覚研究における力学的枠組みの有効性. 心理学評論, 34 ,213-235,1991年
  3. 自然さ判断を指標とした正面衝突事象分類の試み. 札幌医科大学人文自然科学紀要. 35, 1-7,1994年
  4. Young children's judgments of relative mass of two objects in a head-on-collision event. Perception, 24,1189-1200,1995年
  5. 運動刺激に対する操作の経験が幼児の因果関係知覚に及ぼす促進的効果. 発達心理学研究,7,119-127,1996年
  6. ストゥループ課題遂行時のタイプA者の時間評価. 札幌医科大学人文自然科学紀要, 39,1-8,1998年
  7. 単一物体運動における生物性・非生物性知覚に寄与する運動情報の研究. 電子通信情報学会技術研究報告, 101, 95-100. 2002年
  8. 運動方向変化に対する運動軌跡錯視とそれに及ぼす誘導図形運動の効果. 北星学園女子短期大学紀要, 38, 65-72. 2002年
  9. 生命を吹き込まれたものの動きと、生命あるものの動き. 心理学ワールド, 19.22-23, 2002年
  10. 単一物体運動知覚に寄与する運動情報の因子分析的研究. アニメーション研究, 4, 7-18, 2003年
  11. 部分的に提示された歩行バイオロジカル・モーション知覚に寄与する運動情報の研究. 北星学園大学短期大学部北星論集第1号(Vol.39), 37-46, 2003年
  12. 部分的ポイント・ライト・ウォーカーの知覚 ―全体移動および提示位置が歩行知覚に及ぼす効果について―. 北星学園大学短期大学部北星論集第2号(Vol.40), 15-25, 2004年
  13. 「ゴール志向性」が運動刺激の生物性印象に与える効果. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第3号(通巻第41号), 29-36, 2005年.
  14. ミショットの因果関係知覚. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第4号(通巻第42号), 43-56, 2006年.
  15. 幼児期における力学的性質としての因果関係知覚. 基礎心理学研究,25, 35-40, 2006年.
  16. 短期大学部生活創造学科学生を対象とした入学前教育に関する意識調査. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第5号(通巻第43号), 43-52. 2007年.
  17. ポイント・ライト・ウォーカーによる歩行環境の知覚. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第5号(通巻第43号),35-42, 2007年.
  18. 左右の方向性に対する感性および価値観に影響を及ぼす心理・文化的要因 ?キリスト教宗教画を題材として. (野口薫(編)美と感性の心理学-ゲシュタルト知覚の新しい地平-), 607-625, 冨山房インターナショナル, 2007年.
  19. 事象知覚. (大山正、今井省吾、和氣典二、菊地正(編) 新編 感覚・知覚心理学ハンドブック Part2, 301-328. 誠信書房, 2007年.
  20. 前進・後進ポイント・ライト・ウォーカーに対する自然さ・滑らかさ判断. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第6号(通巻第44号),1-9. 2008年.
  21. 学科専門科目「現代女性とキャリア」が学生の職業意識に与える効果について. 北星学園大学短期大学部北星論集, 第6号(通巻第44号)63-70, 2008年.
  22. 釘にはね返りながら斜面を転がる球体の動きに対する生物性印象 -球体のはね返り係数と重さの効果について -. アニメーション研究, 11,(印刷中),2010年.

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社会での活動

【所属学会】 日本心理学会、日本教育心理学会、日本発達心理学会、日本アニメーション学会、日本視覚学会、日本基礎心理学会、北海道心理学会

最終更新日: 2017年09月06日