Client-Side Image Mapの作り方


目次


Client-Side Image Mapとは

SunOS 4.1.3上でのClient-Side Image Mapの作り方を簡単に紹介します。

Client-Side Image Mapとは画像のある場所をクリックすることによって、それに関連付けられたURLへ飛ぶものです。

下の宇宙に浮かぶ牛の絵はClient-Side Image Mapが使われています。牛・地球・星雲をマウスでクリックすると別の場所へ飛びます。

帰れ牛舎へ Earth Galaxy Cow


準備

Client-Side Image Mapにする画像をmoo.gif、HTMLファイルをtest.htmlとします。

test.htmlは普通にmoo.gifを指定します。

% cat test.html
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Client-Side Image Map Test</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<IMG SRC="test.gif" ALT="牛">
</BODY>
</HTML>

このtest.htmlは普通の画像が表示されるだけです。これからmapeditを使い、Client-Side Image Mapにします。


Mapedit

Mapeditは画像をクリックしたらどこかへ飛ぶ、という領域を設定するためのプログラムです。

起動

コマンドラインからmapedit HTMLファイルとします。ここでのHTMLファイルはtest.htmlです。
% mapedit test.html
mapeditを起動させると2つのウィンドウが開きます。

Mapedit Select

Please select an inline image to map: と表示されたウィンドウの中のmoo.gifをクリックし、OKをクリックします。次に確認のウィンドウが開くのでOKをクリックしてください。

Confirmation

編集

Edit

確認が終ると編集のウィンドウが開きます。上に並ぶ緑の四角、赤の逆三角形、青の円のボタンがクリックする領域の形を表しています。

地球は丸で領域を作ればいいでしょう。星雲は四角形を使うことにします。

赤の逆三角形は、三角形の領域ではなく、多角形の領域です。牛のような複雑な形をした領域を囲うのに使います。

領域で囲うにはそれぞれのボタンをクリックします。上の画像では緑の四角形のボタンがへこんでいます。これは現在四角形が選ばれていることを表しています。

マウスカーソルを星雲の所に持っていき、マウス1をドラッグします。マウスの動きに合わせて四角い枠が伸び縮みします。これが領域です。領域が決まったらマウス3をクリックします。

Link

URL for clicks on this object には領域をクリックされたら飛ぶファイルを指定します。galaxy.htmlとすれば、星雲をクリックすればgalaxy.htmlへ飛びます。

Altmate text にはクリックされる領域の説明を書きます。「アンドロメダ星雲にはアンドロメダ病原菌が存在するのか?」など何を書いても構いません。

以上、2つを書いたらOKをクリックしてください。この要領で残りの地球と牛も囲います。

終了

すべて領域に囲んだら保存をして終了をします。

FileからSaveを選び、次にFileからExitを選べば終了です。

URL for clicks on this object で指定したファイル(galaxy.htmlなど)を用意したら、test.htmlを読み込んでみてください。星雲をクリックしたらgalaxy.htmlに飛べば成功です。

分からないことや、さらに詳しく知りたいのであればmapedit 2.2を読みましょう。


関連リンク

A Proposed Extension to HTML : Client-Side Image Maps
より深くClient-Side Image Mapを知りたい方へ
YAHOO - Imagemaps
いろいろなツールや情報などがあります。Mac, Windows用のツールもあります。
クリッカブルマップについて
本学でも同じことができます。

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