ftp の使い方

ftp (File Transfer Protocol) は離れた所にあるコンピューターにファイルを転送するためのものです。

例えば、自宅や学校の Windows95 で画像を作り、それをワークステーションに転送してホームページに張りたい時などに使います。

自分のコンピュータをローカル、相手のコンピュータをリモートとして解説します。


目次


起動と終了

起動

Windows95 なら ftp アイコンをダブルクリック、UNIX ならばコマンドラインからftpと入力します。

画面に

ftp>

と出れば起動は成功です。

終了

quitもしくはbyeを入力します。どちらでも構いません。
ftp> quit

ログイン

ログインは、ファイルを転送するために必ず必要な作業です。

ftpを起動し、open ホスト名と入力します。ホスト名はリモートの名前です。ここではleoとします。

ftp> open leo
ログイン名とパスワードを聞いてくるので入力してください。 画面が少し違うかもしれませんが、ログイン名とパスワードを入力してください。
Name (XXX.XXX.XXX.XXX) : i93072などの自分のログイン名。
Password : 自分のパスワード。画面には表示されません。
ログイン名とパスワードを間違いなく入力したならば「ログインした」もしくは「成功した」という英語のメッセージが表示されます。

失敗した場合、ftpを一度終了させてから再度ログインしてみてください。


ファイルの送信

ローカルにあるファイルをリモートに送ります。

言葉を変えれば、Windows95にあるファイルをUNIXに送る、もしくはUNIXにあるファイルを Windows95に送るということです。

ftp> binary
ftp> put ファイル名
putをする前にファイルのあるディレクトリ(ファルダ)を指定しなければなりません。

ローカルのディレクトリ(フォルダ)を指定するのはlcdを使います。

ftp> lcd ディレクトリ(フォルダ)
リモートのディレクトリ(フォルダ)を指定するのはcdを使います。
ftp> cd ディレクトリ(フォルダ)

Windows95からleoにログインし、 Windows95のa:\に入ったファイルindex.htmlをUNIXのpublicに送信する。
ftp> binary
ftp> lcd a:\
ftp> cd public
ftp> put index.html

ファイルの受信

リモートにあるファイルをローカルに持ってきます。

言葉を変えれば、Windows95にあるファイルをUNIXに持ってくる、もしくはUNIXにあるファイルを Windows95に持ってくるということです。

ftp> binary
ftp> get ファイル名
getをする前にファイルのあるディレクトリ(ファルダ)を指定しなければなりません。

ローカルのディレクトリ(フォルダ)を指定するのはlcdを使います。

ftp> lcd ディレクトリ(フォルダ)
リモートのディレクトリ(フォルダ)を指定するのはcdを使います。
ftp> cd ディレクトリ(フォルダ)

Windows95からleoにログインし、 UNIXのpublicに入ったファイルindex.htmlをWindows95のc:\workに送信する。
ftp> binary
ftp> lcd c:\work
ftp> cd public
ftp> get index.html

関連リンク

NUIS anonymous ftp ガイド V.4.1

ONLINE MANUAL
webadmin@hokusei.ac.jp