メーリングリストのセットアップ


目次


メーリングリストとは

メーリングリストとは、特定のアドレスにメールを出すと、あらかじめ登録されているメンバー全員に同じ内容のメールが配信されるようにするシステムのことです。

このようなシステムを利用することで、共通の話題を持つグループが、メールを利用して様々な議論を展開し、情報を共有することができます。

目的は NetNews と良く似ていますが、NetNews ほどの公開性は無く、限られたメンバーの中だけで、プライバシーをある程度保ちながら議論や情報の共有をおこなうことができます。

ゼミやサークルなど、比較的小人数のグループ間での連絡などに役立つでしょう。


メーリングリストの始め方

メーリングリストを始めるには、必ずメンバーを管理する管理人が必要になります。管理人はメーリングリストに加入・退会するメンバーの管理を行ない、その内容について責任を負います。

メーリングリストを始める場合、管理人はメーリングリストの名前(メールアドレス)と以下の二つの方法のどちらを利用するかをシステム管理者 postmaster に届け出て、登録する必要があります。

メーリングリストは次の二つの方法で運営することができます

  1. メールエリアス(メールアドレスの別名)を利用した簡便な方法
  2. メーリングリスト管理プログラムを利用した本格的な方法

メーリングリスト用のアドレスは、個人ユーザのアドレスと重複しないようなアドレス(例えば ****-ml など)を使用するようにして下さい。もちろん既に使われているアドレスと同じアドレスは使用することができません。


メールエリアスを利用した簡便な方法

メールアドレス(例えば sample-ml)とメンバー管理用のファイル名(例えば sample.member)を決めるだけで始めることができます。

メンバー管理用のファイル(例えば sample.member)は、管理人のホームディレクトリに作成し、一行に一つずつメンバーのメールアドレスを記入します。

これで sample-ml@hokusei.ac.jp 宛にメールを出すと、sample.member に記入されているアドレス全部に同じ内容のメールが配信されます。

管理人はこのファイルにアドレスを追加・削除するだけで、メンバーの加入・退会を管理することができます。


メーリングリスト管理プログラムを利用する方法

メーリングリスト管理用のプログラムを利用すると、メールの同時配信だけではなく、以下のような多くの便利な機能を利用してメーリングリストを運営することができます。

  1. メンバーの自動登録や削除
  2. メンバー以外からの投稿の拒否
  3. メール配信の一時停止、再送信、まとめ送り
  4. 投稿されたメールの保存や HTML 化
  5. ヘッダー部の自動書き換え
ここでは、本学で利用可能なメーリングリスト管理プログラムとして、
深町賢一さんが開発した FML を紹介します。他にも Majordomo や Listserv など、多くのメーリングリスト管理プログラムがあります。

FML でメーリングリストを運営する場合は、最初にいくつかの設定を行なう必要があります。管理者 postmaster までご相談下さい。ここでは、FML に同梱されているセットアップ用の文書を紹介しておきます。

FML インストールガイド : Install Guide (FML Unix Version) (学内用)


関連リンク


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