メーリングリストとは、特定のアドレスにメールを出すと、あらかじめ登録されているメンバー全員に同じ内容のメールが配信されるようにするシステムのことです。
このようなシステムを利用することで、共通の話題を持つグループが、メールを利用して様々な議論を展開し、情報を共有することができます。
目的は NetNews と良く似ていますが、NetNews ほどの公開性は無く、限られたメンバーの中だけで、プライバシーをある程度保ちながら議論や情報の共有をおこなうことができます。
ゼミやサークルなど、比較的小人数のグループ間での連絡などに役立つでしょう。
メーリングリストを始めるには、必ずメンバーを管理する管理人が必要になります。管理人はメーリングリストに加入・退会するメンバーの管理を行ない、その内容について責任を負います。
メーリングリストを始める場合、管理人はメーリングリストの名前(メールアドレス)と以下の二つの方法のどちらを利用するかをシステム管理者 postmaster に届け出て、登録する必要があります。
メーリングリストは次の二つの方法で運営することができます
メーリングリスト用のアドレスは、個人ユーザのアドレスと重複しないようなアドレス(例えば ****-ml など)を使用するようにして下さい。もちろん既に使われているアドレスと同じアドレスは使用することができません。
メールアドレス(例えば sample-ml)とメンバー管理用のファイル名(例えば sample.member)を決めるだけで始めることができます。
メンバー管理用のファイル(例えば sample.member)は、管理人のホームディレクトリに作成し、一行に一つずつメンバーのメールアドレスを記入します。
管理人はこのファイルにアドレスを追加・削除するだけで、メンバーの加入・退会を管理することができます。
メーリングリスト管理用のプログラムを利用すると、メールの同時配信だけではなく、以下のような多くの便利な機能を利用してメーリングリストを運営することができます。
FML でメーリングリストを運営する場合は、最初にいくつかの設定を行なう必要があります。管理者 postmaster までご相談下さい。ここでは、FML に同梱されているセットアップ用の文書を紹介しておきます。
FML インストールガイド : Install Guide (FML Unix Version) (学内用)