文章


目次

段落

HTMLは文章の論理構造を記述する言語です。そのため、ワープロのようにEnterを押せば段落ができるわけではありません。段落を作るには<P>タグを使わなければなりません。

ですから、エディタでいくら

次の行で段落をつくります。
ここが新しい段落です。
と打ち込んでも、ブラウザには

次の行で段落をつくります。 ここが新しい段落です。

とつながって表示されるだけです。そのため、

次の行で段落をつくります。<P>
ここが新しい段落です。

<P>タグを使います。そうすれば、ブラウザでは

次の行で段落をつくります。

ここが新しい段落です。

と一行の空白を開けて段落を作ります。


改行

改行をする場合は<BR>タグを使います。

エディタで

ここで改行します。<BR>
改行されました。

と入力すれば、ブラウザに

ここで改行します。
改行されました。

と表示されます。


整形

HTMLでは、何文字空白を入れても1文字としか認識しません。

そのため、エディタで

空白は  出力  されません。


おまけにいくら空白行を作ってもくっついてしまいます。

と入力しても、ブラウザでは

空白は 出力 されません。 おまけにいくら空白行を作ってもくっついてしまいます。

と出力されます。エディタで入力した通りにブラウザで表示させるには<PRE>タグを使います。ただし、この<PRE>タグはHTML本来の論理構造を無視するタグなので、ページのデザインのために使用するのはお勧めしません。

<PRE>
空白が  出力  されます。


おまけに空白行を作れば離れます。
</PRE>

と入力すれば、ブラウザには

空白が  出力  されます。


おまけに空白行を作れば離れます。

と表示されます。


フォント

フォントは4種類が用意されています。ただし、ブラウザやOSなどによっては、日本語ではフォントの指定が効かない場合もあるので覚えておいてください。

<B>Boldface(太字)</B><BR>
<I>Italic(斜体)</I><BR>
<U>Underline(下線)</U><BR>
<TT>Typewriter(等幅)</TT><BR>

とエディタで入力をすれば、

Boldface(太字)
Italic(斜体)
Underline(下線)
Typewriter(等幅)

とブラウザで表示されます。


区切り線

今まで、画面に下のような細線が表示されていたと思います。


これは、単純にエディタで

<HR>
と入力することで表示されます。

コメント

コメントはブラウザには表示されません。ページのメモなどに使ってください。

ですから、エディタで

<!-- ここはコメントです -->
<!-- ブラウザには表示されません -->

と入力しても、

と、何も表示されません。


特殊フォント

気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、<P>という文字をブラウザで表示したい場合、ブラウザは<P>をタグと解釈してしまい、段落を作ってしまいます。

このような特殊な文字を入力するには、

&lt;<BR>
&gt;<BR>
&amp;<BR>
&quot;<BR>

とエディタで入力します。その結果は

<
>
&
"

とブラウザに表示されます。例えば、<P>を表示したいのであれば、&lt;P&gt;と入力します。


見出し

見出しタグは章や節などを記述するためのタグです。決して文字を大きくしたり小さくしたりするために使うタグではありません。ですから、ブラウザやOSによっては文字の大きさが変わりません。

また、見出しタグは<BR>タグがなくても自動的に改行します。

エディタで

<H1>見出し1(Header1)</H1>
<H2>見出し2(Header2)</H2>
<H3>見出し3(Header3)</H3>
<H4>見出し4(Header4)</H4>
<H5>見出し5(Header5)</H5>

と入力すれば、ブラウザでは

見出し1(Header1)

見出し2(Header2)

見出し3(Header3)

見出し4(Header4)

見出し5(Header5)

となります。


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